やりがいあふれる管理職

昨日の元会社OB懇親会のつづきです。OB会の会長は、神戸で民生委員(児童委員も兼務)として活躍されています。地元の児童館の集まりで、子どもを持つ保護者に対して「コインの子育て」の話をしたそうです。

 

おやじ園長の本「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」にある「『ほったらかし』と『見守ること』と『過保護』の線引き」のところに出てくる話です。本の宣伝もしていただいたそうで、ありがたい話です。(笑)

 

また、この4月に信頼のおける元部下が、営業部長に昇格しました。彼は若い頃からフットワークが良くて、幹事役も率先してこなします。懇親会のメンバーは、みなOBで年上ということもあり、営業部長自ら注文係で動き回ります。(笑)

 

彼の一人娘は、この春小学1年生になりました。娘が幼稚園のころは、すべての行事に参加していたそうです。そして、小学校では、おやじの会に入ったそうです。

 

営業部長という大役をこなしながらも、会社の仕事だけではなく、学校、地域にもかかわる一人の大人として、きちんと向き合うことで、充実した仕事をにつながる・・・といった話を元上司と部下の関係で、酔っ払いながら話をしました。彼なら、きっと部下から信頼されるいい仕事をすることでしょう。

 

せっかくなので、丹波宇一郎さんの言葉を紹介します。丹波さんは、伊藤忠商事で社長を務め、民間出身者として初の中国大使に就任した方です。 

 

「人は人に感動を与え自分も感動する経験があって初めて、自分を高めたいという気持ちになってくるわけです。幸い仕事を通して自分が成長していく、それが仕事の見えざる報酬というものなんです。見える報酬よりも見えざる報酬を人間というのは求めるものなんです。仕事に対する考え方はそうあるべきです。

 

課長になりたいから課長を狙って仕事をする。なんていうのは永遠に捕まらない青い鳥を追うようなもの。そんな俗な考えを持って仕事をしてはいけない。一生懸命仕事をする。それで周囲が喜び、そして自分も成長する。それを繰り返しているうちに、課長になったり、部長になったりするんでしょうね」

 

仕事の中で、出世に対する考え方は色々あるでしょうが・・・1つの考え方としては、すっきりしますね。管理職を目指すなら、まわりから認められることが大切であるということです。