教員志望者の学力

今日は、7月28日~29日に行う「サマーキャンプ」の説明会を保育園で行いました。今回で3回目のサマーキャンプです。保護者と、年長園児や小学生も一緒でしたので、キャンプの行程を話すたびに、子どもたちの「ワー!キャー!楽しみ!」の歓声が上がります。

 

園長園児のほとんどが、親元を離れて初めての宿泊体験となります。しかも、川遊び、夜の花火、星空のピクニックなど、ワクワクドキドキがいっぱいあるので、パパママがいない寂しさよりも、楽しみの方が上なのです。

 

ちょうど、同じ日程で、埼玉県内の小学校5年生の林間学校が入っています。今回は、小学校2年生までの卒園児も一緒に参加しますが、昨年も同じく小学5年生のお兄さんお姉さんたちと交流が持てたので、こちらも楽しみですね。

 

保護者の皆様には、細かい事前準備があるので、お手数をかけますが、たった1泊のサマーキャンプで子どもたちの成長を大いに実感できることでしょう。

 

さて、今日は教員志望の若者の話です。日本の15歳生徒の教員志望率は6.5%で、15人に1人という計算になります。(PISA2015データ)

 

スポーツ選手を夢見る年齢でもあり、また様々な職業がある中では、意外に高いですね。そして、特出すべき点は、この群の生徒たちの学力水準が高いことです。

 

数学学力の相対水準では、教員以外の専門職志望者の平均点数を大きく上回っているそうです。

 

他の国との比較では、教員志望者は発展途上国と言われる国では高いのですが、学力では、他の専門職志望者よりも低い場合がほとんどだそうです。

 

日本の教員は、とかく劣悪な労働条件と叩かれることが多いですが、数字の上では、優秀な人材が教員志望となっているようです。ここは、素直に数値を受け止めて、日本の優秀な若者は、教員という仕事に魅力を感じていると言えるのです。

 

これから、教員に求められる資質は、「教えることが上手」から「子どもたちの力を引き出すことが上手」にシフトしていきます。教員に限らず、一流のアスリートのコーチも同じですね。

 

そのためにも・・・幼児期の「非認知能力」が大切になってくるのでしょう。日本では、いつの時代でも「教員」という職業が、誇りを持てる仕事であってほしいですね。