ポストイクメン

今朝テレビを付けると、いつもとは違う画面です。どの局も、北海道で起きた地震の報道でした。衝撃的な映像も多く報道されていました。台風で、関西空港が封鎖状態となったすぐ後に、大地震です。

 

保育園には、北海道出身の保護者もいますので、開口一番「実家は大丈夫だった?」です。日中には停電も収まったようですが、土砂崩れや今後の余震など、心配ですね。

 

さて、現代は、父親が「イクメン」であることを求められる時代です。保育園のパパを見ていると、本当によく頑張っています。

 

「イクメン」のイメージは、父親が子どもとよく遊び、保育園の送迎や家事も積極的に行うというものです。確かに、今の時代・・・大切なことです。

 

しかし、最近は、「イクメン」パパからの悩み事が絶えないそうです。一番多い悩みは、「自分はこんなにやっているのに、妻からの評価が低い」というものだそうです。

 

「自分は頑張っているのに、妻は分かってくれない」という父親の悩みに対して、「週末に少し子どもと遊んだくらいで、イクメンだなんて言わないでほしい」という母親の本音があるようです。

 

どうしてこうなるのでしょうかね・・・今、保育園では、個人面談で保護者と話をしていますが、夫婦の間で、子育てについての考え方の違いがあります。当然、夫婦とて他人ですので、色々な考え方に相違はあることでしょう。しかし、その相違を理解し、時には溝を埋めるような話し合いがあるかどうかで、状況は大きく変わります。

 

こう考えると、子育てで大事なのは、父親が「イクメン」であることよりも、夫婦で、子育てについての会話があるかどうか・・・なのかもしれません。

 

ある母親は「子どもと遊ぶことより、もっと私の気持ちを聞いてほしい」と考えているそうです。

 

どうですか・・・ポストイクメンは、「夫婦の対話」かもしれませんね。夫婦の対話を通して、自分たちにふさわしいライフスタイルを模索することが大切なことです。

 

家族のあり方に正解などありません・・・大事なのは、自分たちが暮らしやすいかどうか・・・そこに、行きつくのかもしれません。