しりとりのススメ

昨日の土曜日は、学童に来る卒園児の小学生を連れて、お昼寝タイムに、近くのホームセンターに行きます。屋上ファームで植えるジャガイモの種イモや大根の種を買いに行ったのですが、車の中で「しりとり」が始まりました。

 

寺子屋の時間に、よく「しりとり探険」をします。保育園がショッピングセンターの中にあるので、店で売っている商品をしりとりをしながら探しに行くのです。

 

「りんご」なら、1Fの果物コーナーへ行き、「ゴミ箱」となれば、3Fの100円ショップへ、子どもたちの判断で移動します。子どもたちにとっては、しりとりとお店探検が両方できて、楽しくて大騒ぎとなるのです。

 

親が子どもと気軽にできる「しりとり」は、ことばの決まりを客観的に捉え、気づき、さらにイジリ、遊べる力が存分に発揮できます。専門家の話では、「メタ言語能力」がアップするそうです。

 

日本語の基本単位である「かな」を分解し、最後の一文字を取り出し、それを始まりとする別の語を、頭の中の辞書でいかに素早く検索するか・・・子どもたちは、3歳くらいからこんな高度な操作を行っているのです。

 

子どもから質問が出ます。「どうして『ん』で終わるのはダメなの?」と言われたら、「『ん』で始まる言葉はないんだから、しりとりを続けられないでしょ」と答えてあげましょう。

 

しりとりをしていると、こどもたちから「なんで?」という問いがたくさん出てきます。私たち大人は、その疑問を大切にして、教科書的な小難しい正解ではなくて、「きっとこうなんじゃないかな?」「ママにもわからないなぁ~一緒に考えようか」と、子どもと一緒に考える会話を楽しみたいですね。

 

子どもは、遊びながら、ことばに強くなる子に育っていくのです。ドリルで「今日はア行を勉強しよう!」は、絶対だめですよ。(笑)