北海道物産展を楽しむ

運動会の勝ち負けをつける競争競技は、力の差がない園児同士をぶつける組み合わせにしています。よって、練習では勝ったり負けたりの繰り返しになります。

 

勝てば大喜び、負ければ泣くと、感情を出す園児もいれば、勝っても相手のことを考えて喜びを抑え、負ければ悔しさをじっと胸にしまって、耐える園児もいます。そんな子どもたちも、家に帰れば、本音が飛び出します。「もう、○○ちゃんとはやりたくない・・」と弱気になることも・・・

 

しかし、運動会までの葛藤を経験し、運動会で結果を受け入れなければ、前に進まないことを子どもたちは学ぶのです。喜びも悔しさもあるから、成長するのです。今週末の土曜日まで、あと少し・・・子どもたちには、大いに葛藤を経験してもらいます。

 

さて、昨日は、大宮そごうの北海道物産展があったので、迷わず足を運びました。1年間を通じて、ほぼ全国の百貨店で、北海道物産展が開催されています。先日は、北海道で大地震があったこともあり、私たちの1つの貢献は、北海道の物を買うことです。

 

なんて、理由もありますが、私の本音は、北海道物産展が楽しくて仕方ないのです。ある百貨店のバイヤーは、北海道物産展専属の担当で、自宅も北海道に引っ越したそうです。「初出店の店」と交渉するのに、北海道に住んでいる方が、効率的だからです。

 

さて、昨日は、何店舗か行列ができていましたが、最近話題の「ざんぎ」の店に、30分くらい並びました。小樽にある「なると」という有名店です。北海道の人は、鶏の唐揚げを「ザンギ」と呼びます。違いは、鶏肉にしっかりと下味がついているとのことですが、食べると、やっぱり鶏の唐揚げです。(笑)

 

並びながら、物産展の接客を見ていました。「海の七草汁」を売る店・・・260グラムで6480円もします。7種類の海藻を使った・・・が売りですが、ただ商品を並べているだけでは売れません。試食販売をする「おやじ」の接客に見とれていました。

 

とにかく、お客様を見て、丁寧語とため口を使い分け、試食を出すタイミングや声をかけるタイミング・・・セールストークも、お客様によって、微妙に違います。この「おやじ」のマジックで、どんどん商品が売れていくのです。

 

「接客に見るコミュニケーション能力」という論文が書けるほど、この「おやじ」の言葉1つ1つに耳を傾けました。途中、休憩で、マネキンの女性に代わると、お客様がパッと引いてしまいました。

 

保育園ママにも接客販売をしているママが何人かいますが、このカリスマ販売員の神技を見せてあげたいですね。脱帽・・・アッパレ!・・・そして感動です。