体を動かす遊びが減った!?

今日も来年度の入園希望のパパママが見学に来ました。パパの話です。「自分が子どもの頃は、家に帰ると、すぐに近所の仲間と暗くなるまで遊んでいました。小学校1年生から6年生までそろって、見事なタテの関係です。そこで、多くを学んだ経験があるので、我が子にも、そんな遊びができる保育園に行かせたい」とのこと。

 

屋上に行くと、その広さと環境にビックリです。入園は、間違いなしです。(たぶん)

 

さて、今の子どもたちは、公園で遊ぶことも少なくなり、一緒に遊ぶ仲間も減少しています。そうなると、体を動かす遊びが、昔の子どもに比べると激減しているというデータが出てきました。

 

教育玩具の輸入・販売会社「ボーネルンド」の調査によると、年中から小学生の子どもを持つ母親を対象にアンケートを行った結果です。母親が子どもの頃と今の子どもと比較して、体を動かさない遊び(ゲーム・アプリ)をするが、20%から60%へ約3倍も増えたそうです。

 

母親世代と言っても、中心は30歳から40歳くらいです。「3丁目の夕日」の時代ではありませんね。昭和50年以降に生まれたママがほとんどです。それなりにゲームもしていた世代ですが、今の子どもはその3倍ということは、外遊びの習慣はほとんどないと言ってもいいでしょう。

 

逆に、走る遊び(かけっこ、鬼ごっこ)・体が揺れる遊び(ブランコ、回転遊具)・バランス感覚を問う遊び(平均台、一輪車)などは、今の子どもは大きく減少しています。

 

そして、伝承遊び(かごめかごめ、花いちもんめ)に至っては、親世代は8割が遊んでいたにもかかわらず、今の子どもは2割にも満たない数字です。実際に、母親の7割が、自分の子どもの頃より体を動かして遊ぶことが少なくなったと感じているそうです。

 

保育園では、明後日の運動会を目指して、連日の練習が行われています。当たり前かもしれませんが、練習を重ねるたびに、子どもたちは、上達し自信を持ちます。運動会の練習に限らず、ふだんから屋上で走りまわり、自転車暴走族となり、運動不足どころか、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、よく体を動かしています。

 

運動会が終わると、まだ自転車に乗れない園児の特訓が始まります。子どもたちの「スポーツの秋」は、まだまだ終わらないのです。(笑)