本のソムリエ

今日は、年長園児二人を連れて、お昼のお出かけです。二人が通うことになる小学校のバザーへ行きました。保育園の絵本が、かなり少なくなってきたので、二人に10冊を選んでもらいました。なんと、合計金額180円です。とてもリーズナブルな買い物ができました。 

 

さて、アマゾンなどのネットで、簡単に本が買える時代・・・しかも、送料無料で翌日には届くという便利さで、全国の本屋さんが、次々に閉店に追い込まれています。おやじ園長の本「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」も、アマゾンでしか買えないので、少し心が痛むところです。

 

しかし、「読書のすすめ」というユニークな本屋さんが、江戸川区の篠崎町にあるのをご存知ですか。これまで、様々なメディアに登場している有名な本屋さんです。

 

オーナーは、本のソムリエと呼ばれる清水克衛さんで、自分で読み、気に入った本しか置かないというポリシーを掲げています。あの芥川賞作品、又吉直樹さんの「火花」が、どこの本屋でも、入口に山積みされている時も、「うちの店では置いてません」という貼り紙が出る店です。

 

いわゆるベストセラーではなく、「本当に読んでほしい本」をダンボールの切れ端を使った手書きのPOPと一緒に並んでいます。お世辞にも、きれいな字ではありません。(笑)

 

「夢がない人は読んじゃいけません・・・過激すぎます」

「日本がなぜねじれてしまったのか?この本を読めばわかります」

「迷いがないと人生はドラマにならない・・・」こんな感じです。

 

「本のソムリエ」こと清水さんに、本をおすすめしてもらいたいために、全国から多くのお客様がやってくるそうです。そして、清水さんが紹介した本が、ベストセラーになったり映画化されたりするのです。凄いですね。

 

 静岡県のある中学校では、修学旅行で「読書のすすめ」を訪問し、生徒は、清水さんにアドバイスをもらいながら、自分が読みたい本を探すとのことです。

 

こんな本屋さんには、ついつい足を運びたくなりますね。私の人生経験上も「この本はいいいよ」と言われて読む本は、たいがい良い本です。不思議ですね。