授業にAI活用

今朝の冷え込みはかなり厳しかったですね。しかし、そのおかげで、屋上に天然のスケートリンクが出来上がりました。タライ3つにも水を入れていたので、こちらも見事なまん丸の氷が完成です。子どもたちの体が隠れるくらいの大きな鏡のようです。

 

ヘルメットをかぶって、アイススケートを楽しむ子どもたち・・・何人かは、調子に乗りすぎて転んでしまいます。氷上で転ぶ経験は、危険回避能力をアップさせます。小さな危険を経験しながら、子どもたちは、氷の上を歩くコツを覚えていくのです。

 

年長女子で「アナと雪の女王」のミュージカルごっこが始まっていました。アナ役とエレサ役は、話し合いですんなりと決まったようです。冬の屋上遊びに、また楽しいことが1つ増えたようです。

 

さて、新年に入ると、「これからの時代AIでどう変わる・・・」といった内容のことが多く報道されていますが、京都市教育委員会が、今月からAI(人工知能)を活用した授業を導入したそうです。ロボットが先生になるのではありません。

 

教室内に円筒状のマイク設置し、教員と子ども一人一人の音声を個別に識別・・・発言内容や発言量、感情の変化、学習すべきキーワードの出現状況などが教員用のタブレット端末にリアルタイムで表示されます。蓄積された学習データを基に、教員による授業中の子どもへの効果的な働きかけや次回以降の授業改善に向けて検証できる仕組みだそうです。

 

ねらいは、「最先端の技術を活用し、授業を可視化することで負担をかけずに教員の指導方法などを蓄積することができ、アクティブラーニングの視点からの授業改善、その効果や課題を検証する上で大きな力になる」ということだそうです。

 

アクティブラーニング的な授業が、これからは必要と言われて、何年も経ちますが、すべての教員が、思惑通りにアクティブラーニングの授業ができるわけではありません。AI活用で、授業の「見える化」が進むことで、教員が子どもたち個々に対応でき、かつ効率的に時間を使う仕組みが広がることは、未来の授業の一つの形だと言えますね。

 

何事も、やってみないとわかりません。AIに飲み込まれるのではなく、AIを活用するのが、人間の英知です。京都市の取組み・・・楽しみですね。