授業にかける時間

今日のお昼寝タイムは、小江戸「川越」の菓子屋横丁をぶらり・・・です。水あめ屋のお姉さんたちと子どもたちが仲よくなり、大人との会話を楽しみ、女子トイレでは、大行列ができていたのですが、後ろに並んでいたおばあちゃんを先に譲るなど、自慢の子どもたちです。

 

北風に乗って、秩父の山から粉雪が舞いました。寒かったですが、素敵な川越散歩ができました。

 

さて、今日は、教員が授業にかける時間の世界比較です。日本の教員の労働時間は世界一ですが、その多くが授業以外の業務に充てられています。少し古いデータですが、2013年の国際調査によると、中学校教員の総勤務時間の中で、授業時間の比率は、日本は32.8%と最低です。

 

チリの91.5%などの中南米の諸国では「教員の仕事は授業」という割り切りが強く、フィンランド65%などの欧米諸国がその中間だそうです。数字だけ見ると、日本は異常で、あたかも教員は「何でも屋」のごとく扱われているとも言えます。

 

しかし、「何でも屋」は、裏返せば、授業だけでなく、生徒の相談、保護者対応、地域とのかかわりなど、生徒自身が大人になった時に、よのなかをどう生きているかを教えるプロフェッショナルとも言えるのです。授業だけでなく「何でも屋」である日本の教員の資質は、世界的にも高いと考えることができますね。

 

歌手のさだまさしさんは、高校時代の恩師から大切なことを学んだそうです。

 

「俺は古典のなんたるかを君たちに教えるほど偉くない。でも、古語辞典1冊あれば、君たちがロッカーに隠している平凡パンチやプレイボーイのように、古典文学を読めるようになる。そのイロハだけは教えてやるから、黙ってついて来い」

 

「学校は勉強しに来るところではない。勉強の仕方を教わる場所だ。学校が終われば勉強も終わると思うのは大間違いで、本当の勉強は一生かけてするものなんだ」

 

この言葉に、ガツンと心をつかまれ、さだまさしさんは、先生の「弟子」になったそうです。(笑)

 

日本には、卒業して何十年経っても、「恩師」を囲んで同窓会を行う習慣があります。先生は、授業だけ・・・と割り切った先生とは、卒業後も長い付き合いにはなりませんね。

 

総勤務時間が長い点は、見直す必要がありますが、「何でも屋」の先生が、日本の教員の素晴らしいところだと、私は思っています。