いも煮会とアクティブラーニング

インフルエンザの感染で、延期をしていた「いも煮会」を本日行いました。屋上ファームで収穫した「じゃがいも」「長ねぎ」「大根」をふんだんに使った、煮込みうどんが今日のメニューです。大根の葉も、長ねぎの青い部分も美味しく食べます。

 

年長、年中園児は、大根を包丁で切るところからスタートです。子ども用の包丁を使って「ネコの手の形をして!」と先生がお手本を見せながら、手を切らないように、真剣な顔で包丁を使う子どもたちです。

 

いも煮会は、屋上が強風のために、エレベーターホールで行ったのですが、普段とは違う給食なので、ビデオカメラに向かっての子どもたちのセリフが、とても滑らかです。おいしい煮込みうどんを料理評論家のように、表現してくれました。お代わりの声が、ひっきりなしで、寸胴ナベ2つがあっという間に完食です。

 

さて、今日は、保幼小連絡協議会に行ってきました。卒園児の1年生が二人いる小学校です。まずは、1年生の授業参観を見学します。卒園児の女の子は、とても絵が上手だったのですが、小学校に入っても、自由帳に素敵な絵を描いていました。「○○ちゃんは、保育園の時から絵が上手だったんだよ。今でも上手かい?」と隣の席の男の子に聞くと「クラスで一番うまいかも・・・」と言ってくれました。

 

もう1人の卒園児の○○君は、みんなに愛されるキャラクターの持ち主です。他のクラスの子にも名前が知れ渡っていました。個性的な髪型が、保育園の時から変わっていません。(笑)

 

あるクラスの授業では、アクティブラーニング形式の授業を行っていました。机をコの字に並べて、みんなの顔が見られるようにしています。「森の郵便屋さん」という物語を読んで感じたことを、担任が上手に子どもたちから引き出していました。

 

「それじゃ~郵便屋さんをやってもらいます」と、何人かの児童が「自分だったら、こんな郵便屋さんになる・・・」という演技をします。教室内は、大いに盛り上がっています。

 

そして、45分の授業が終わり「今日は、これでおしまい」と担任が言うと・・・「えェ~まだ終わりたくな~い・・・」と子どもたちが言うほど充実した授業でした。入学したばかりの4月は45分の授業に集中できない1年生が多いのですが、10カ月もすると、こうして、アクティブラーニング形式の授業に集中できるようになるのです。担任の手腕に感心しました。

 

4月に、女子1名がこの小学校に入学します。「10の姿」に照らした保育園での姿と毎月の園長の成長記をファイルして、「○○をよろしくお願いします」と、小学校側の担当と話をしたのですが、「当然ですが、1年生の担任は、児童の情報をできるだけ把握しようとします。この多くの内容はとことん読み込むことでしょう。ありがとうございます」

 

ということで、まずは、ホワイトきゃんばすの卒園児がスタートダッシュを切るのです。何十人も卒園児を送り込み、口頭での引継ぎをするだけの幼稚園には、負けていられません。(笑)