ヘラクレスオオカブト天国へ旅立つ

今日の屋上遊びは、年中、年長、小学生の5人は朝からテニスモードです。小学校2年生の卒園児は「テニスやったことあるよ・・・」というので、色々と話を聞いていると、テニスではなくバトミントンでした。(笑)

 

近所の公園などで、親子でバトミントンはできますが、テニスは、屋上のような広い場所がないとできません。あらためて、屋上の外遊び環境に感謝しながら、風のないポカポカの屋上で、「大坂なおみだ!錦織圭だ!」とか言いながら、楽しく子ども用のラケットを振り回します。何と1時間もテニス三昧です。

 

お昼寝タイムでは、年長園児と小学生は、「今度はローラースケートを練習する!」とスポーツモード全開です。練習時間に正比例して、上手になっていく子どもたち・・・歩くのがやっとだった子どもたちが、ずいぶんと滑るようになってきました。

 

こうして、カッコ良く滑る園児が増えていくと、年下園児の憧れのスポーツとなり、自転車のように、異年齢タテ割りパワーで、子どもたちの成長が加速していくのです。スケートをすることで、体幹が鍛えられ、バランス感覚も自然と身についてきます。当然、足腰の筋力アップにもなります。楽しんで、強い体になっていくのです。

 

さて、今日は、悲しいお知らせです。

 

保育園の子どもたちに、長く愛されてきた「ヘラクレスオオカブト」が、安らかに息を引きとりました。ここ数日は、昆虫ゼリーを食べることなく、仰向けに倒れたままでいることもあり、動きも鈍くなっていました。そして、ついに動かなくなりました。昆虫の顔つきの変化は、私にはわかりませんが、安らかに眠るように見えます。

 

「ヘラクレスオオカブト」は、6月30日に保育園へやってきました。それはそれは、衝撃的なデビューです。日本のカブトムシしか知らない子どもたちは、体長15センチ、角が鋭く伸びたその姿に、ワクワク感と恐怖を覚えたのです。

 

ヘラクレスオオカブトは、世界で一番大きいカブトムシで、自然のものは、南米のジャングル地帯に生息しています。気温が、18度以上あれば、長く生きます。ちなみに、日本のカブトムシの寿命は、長くても1カ月です。

 

保育園のヘラクレスは、7カ月も生きたのです。毎朝、登園する子どもたちを出迎えてくれました。エサやりで、飼育ケースのふたを開けると、子どもたちが、ヘラクレスのまわりを取り囲んで観察する姿を思い出します。

 

しかし、こうして子どもたちは、身近な生き物にも、必ず「死」があることを経験するのです。月曜日に、子どもたちと屋上にお墓を作ります。7カ月間・・・ありがとう!ですね。