子どもの主体的な遊び

今日は、年長園児が中心になって、素晴らしい遊びを見ることができました。昨日のブログでも紹介しましたが、屋上で咲いている野草、「ノゲシ」「ホトケノザ」「ハコベ」の花を摘んで、ヘラクレスオオカブトの墓のまわりをきれいに装飾しています。

 

花だけではありません。砂場に行って貝殻を拾い、盛り上がっている墓の輪郭に合わせて置いています。とても素敵な墓ができあがりました。そして、作ったみんなで、手を合わせて「いつまでも、私たちを見守っててください」なんて言っているのです。

 

私から「ヘラクレスの墓をきれいにしてね」などとは、一言も話していません。すべて、子どもたちが自分で考えた行動です。私は心の中で、大きな感動を覚えました。本当に、立派になったなぁ~と思いました。

 

保育園でも幼稚園でも、保育の質を高めていかねばならない・・・と、どの園でも考えていることでしょう。しかし、質の高い幼児教育とは、具体的にはどんな事かを考えてみます。

 

英語や勉強、体操教室などの教育面で充実した園が、質の高い保育というと、そうではありませんね。

 

質の高い保育、幼児教育とは、子どもの主体的な遊びを学びへと発展させ、成長につなげていくものだと考えると、わかりやすいです。

 

冒頭のヘラクレスオオカブトの墓作りなどは、まさに、子どもたちの主体的な遊びです。野草の名前を教えたのは先生ですが、それをどう活用するのかは、子どもたちが考えたのです。

 

ホワイトきゃんばすの「寺子屋」は、様々な活動をしていますが、子どもたちが主体的に学び合うような取り組みにしていかないといけません。まだ100%ではありませんね。

 

屋上遊びを今後さらに充実させていきます。最初は、職員が手を加えることからスタートすることが多いかもしれませんが、それを受けて、子どもたちが、いかに主体的な遊びに発展させるようにするか・・・これを忘れないように、楽しく取り組んでいきます。