ブラックホール

今日は土曜日ということもあり、小学生と年長園児が7人登園したので、昨日下見に行ってきたサマーキャンプの話をしました。

 

「今度みんなが泊まる場所は、山を登って歩いて行くけど大丈夫かい?」と少し盛って話をしたのですが、「やったー山登りだ。楽しいな~」と、どこまでもポジティブな子どもたちです。(笑)

 

今回の夜の楽しみの一つが、天体観測です。巨大天体望遠鏡で、夜空というよりも、宇宙を見ることになります。この経験が、子どもたちの琴線に触れ、宇宙への興味につながっていくのかもしれません。

 

先日、「ブラックホールの撮影に成功した!」という発表がありました。それも、日本人の国立天文台教授本間さんが、記者会見をしていました。まるで少年が大発明をしたような興奮気味の会見でしたね。

 

私が子どもの頃に、「宇宙の果てに行くと、太陽でも何でも吸い込んでしまう、闇のような場所がある」とブラックホールの存在を知りました。でも、それが本当にあるかどうかもわからずに、宇宙の神秘のような感覚で受け止めていました。

 

それが、オレンジ色に輝くガスのリングの中央に、ぽっかりと開いた「黒い穴」が、ブラックホールだと言われて、感動というよりも、「へぇ~そうなんだ」といった感じですね。しかし、このブラックホールに吸い込まれると光さえも抜け出せないといいます。この感覚は、まったく想像できませんが・・・(笑)

 

そして、天文学的数字がピンときません。今回のブラックホールは、「M87」銀河にあり、地球から約5500万光年離れているといいます。1光年は約9兆4600億キロメートルというのですから、私の頭の中の電卓の目盛りは、一気にぶっとんで、訳が分かりません。また、このブラックホールの質量が「太陽の約65億倍」の重さであるといわれても、まったくピンときません。(笑)

 

サマーキャンプでは、「お月様」を愛で、夏の星座を眺めながら、子どもたちと、身近な天体観測を楽しみたいと思っています。