農業アルバイト

今年の3月にタネイモを植えたジャガイモも、いよいよ収穫の時を迎えました。梅雨の晴れ間に、じゃがいも掘りをしました。

 

寺子屋園児は、畑仕事は今までも多く経験しているので、土の中から幼虫が出てこようが、へっちゃらです。逆に、2歳児1歳児の中には、土を触るのさえビクビクの園児がいます。

 

これは、まさに親の影響で、どろんこになって遊ばせる習慣がない子は、最初は、畑に入っても固まります。しかし、今日のように、土の中からジャガイモがザクザク出てくると、楽しくなってきます。「えんちょうせんせい・・・じゃがいもだよ!」とうれしそうに、じゃがいもを見せてくれます。

 

こうして、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、畑仕事が大好きになっていくのです。

 

さて、日本の農業就業人口はどれくらいかわかりますか。2010年には261万人あったのに、2018年には、175万人に大きく減少しています。高齢化と過疎化が進む地方では、後継者がいない状況が、日本の農業を取り巻く大きな問題となっています。

 

そんな中で、都会などから農作業を手伝いに行く「農業アルバイト」が注目されています。求人のノウハウも余裕もない農家に代わって、アルバイト募集を行うサイトも増えています。

 

農協も様々な活動を始めています。6月からサクランボ収穫の最盛期を迎える山形県では、県内各農協の求人状況をまとめてネットで発信。200人を確保する見込みです。働く人は「規則正しい生活と野菜たっぷりの食事で、健康になった。農家に感謝されるのもやりがいだ」と語ります。

 

就農に向けて、アルバイトしながら勉強する人たちが増えているそうです。

 

愛媛県八幡浜市、北海道富良野市、沖縄県の各JAは、「バイトの産地間リレー」を始めました。11~12月は愛媛でミカン、12月~3月は沖縄でサトウキビ、4月~10月は北海道でメロンなどを、それぞれ収穫、出荷します。昨年は、全国から300人が集まったそうです。

 

日本の農業を取り巻く環境は、ますます厳しい状況ですが、農業をしたいという若者が増えている現実があります。まずは、農業アルバイトで農業の現実を体験することからスタートするのは、とてもいいことですね。日本の農業を救う大きな一歩ですね。