今年の「新俳句」大賞

今日の寺子屋は、小学生5人から「夏休みの宿題」の話を聞きました。

 

「小学生になったら、夏休みにやらなくちゃいけないことがあります。何でしょうか?」の質問に、寺子屋園児は・・・「プールに入る」「お昼寝する」「ご飯をたくさん食べる」「海に行く」などなど・・・珍回答続出です。(笑)

 

そして、小学生から宿題の話を聞きます。1年生は、初めての宿題で、自由工作の話をしてくれました。「たぶん、夏休みが終わるまでには、宿題できるかな?」と自信がありません。(笑)最年長4年生は、「2年生になると、読書感想文があるから・・・」と、読書の意味などを教えてくれました。

 

憧れの小学生の先輩たちの話を興味津々で聴く寺子屋さんたちです。

 

さて、日本国憲法第23条で「学問の自由は、これを保障する」という文言があります。これは、憲法の中の「五七五」と言われています。わかりますか?

 

「がくもんの じゆうはこれを ほしょうする」と五七五になるというわけです。(笑)

 

ということで、今年も「新俳句」大賞が発表されました。これは、お茶の伊藤園が、平成元年から続けているイベントで、「おーいお茶」とお茶でも飲みながら俳句を作る楽しさを味わってもらおうという企画です。

 

「新俳句」とうたっているのは、季語や定型などの厳密なルールは問わず「字余り」「字足らず」でもかまわないことだそうです。

 

小学生部門の大賞は「たんぽぽがおそれ知らずに旅に出る」です。この発想は大人では出てきませんね。

 

中学生部門の大賞は「十五夜に飛ぶ蝙蝠(こうもり)よ眩しいか」

高校生部門の大賞は「駅を出て街のかけらとなってゆく」

 

また9歳の子が詠んだ句です「消しごむで世界のやみを消せるかな」です。この子には、いったいどんな闇が映っているのでしょうか・・・

 

私が気に入った作品を紹介します。

「片思いきっと寒さのせいである」(高校生)ユーモアのセンスバッチリですね。

「どの色で生きていくのか決めた春」(中学生)若者の決意と強い意志が、ひしひしと伝わってきますね。

 

どうですか・・・楽しくもあり、深い作品がたくさんありますね。今回は、過去最高の200万句が集まったそうです。