巨人のパン

世界には、様々な巨人伝説があります。少しお付き合いください。

 

16世紀の探検家マゼランは、南アメリカ大陸に上陸した際、現地に住む巨人族と出会い、彼らをパタゴン族と名付けます。18世紀くらいまで、ヨーロッパの探検家の間で語り継がれています。パタゴンの身長は普通の人間の2倍以上、3.7メートルから4.6メートルと言われています。

 

1912年ウィスコン州デラヴァン湖で、体長2.3メートルから3メートルもある巨大な人骨が発掘されました。それも18体です。恐らく墓所であったようです。人骨がそのまま大きくなった外観ですが、歯は2列に並び、指は6本あったと言われています。

 

元アメリカ軍兵の話です。アフガンの砂漠地帯の洞窟から身長4メートルの巨人が現われたそうです。巨人は赤毛で指が6本あり、スカンクのような悪臭を放ち、手にしていた槍で部隊に襲いかかったそうです。30秒に及ぶ一斉射撃の末に、巨人は死亡したそうです。

 

日本にも、青森県津軽地方に「オオヒト」伝説があります。山で暮らし、人々のために水田を開墾し、農具を作ったと伝えられています。

 

そんな、津軽平野のほぼ中央に位置する青森県鶴田町「道の駅つるた」では、巨大なパンが売られているそうです。巨人が食べるようなビッグサイズです。女性の顔がすっぽり隠れてしまうような巨大焼きそばパンに、びっくり豚カツバーガー。チョココルネの長さは、顔の長さの2倍もあります。

 

今の時代は、小分けになったパンやプチサイズがトレンドですが、あえて逆をやってみて、10年以上も続き、今や週末では500個の巨大パンが完売だそうです。「オオヒト」伝説にあやかった、いわく・いんねんのある遊び心ですね。食べ方は、お客様が勝手に考えるのでしょう。

 

先に挙げた巨人伝説を信じるも信じないもあなた次第ですが・・・(笑)遊び心が満たされている商品には、とても興味がわいてきますね。

 

曰く因縁故事来歴(いわくいんねんこじらいれき)に、私はとても弱くて、すぐに衝動買いしてしまいます。でも、楽しくて幸せな気持ちになるのです。(笑)