水槽ができました

今日は、真夏の暑さが戻ってきたようで、屋上では、シャワーを浴びながら子どもたちは遊びました。年長男子が、草むらにダッシュで走っていきます。ショウリョウバッタをつかまえるためです。体長10センチ近い大型バッタを虫かごに入れて「えんちょうせんせい・・・みて!」とドヤ顔です。

 

こんな、昔の子どもがするような遊びをする光景は、見ていて癒されます。

 

癒されると言えば・・・保育園の入口に近いテーブルスペースに、水槽を設置しました。夏まつりで、子どもたちが頑張って稼いだお金を使いました。

 

やるからには、本格的な淡水魚水槽をめざします。サイズはワイド60cmで、上部フィルターも、最新のLDEライトも取り付けました。ライトアップすると魚が映えて、ちょっとした水族館の水槽のようです。

 

底砂を敷いて、石や流木をセットし、カルキを抜いた水をバケツで入れていきます。ここら辺の作業は、子どもにはできないので、園長の仕事を多くのギャラリー園児が「ワ~」とか「キャー」とか言いながら見ています。

 

「アナカリス」「カボンバ」といった、基本の水草を砂に植えていきます。3歳女の子が「竜宮城みたい!」と、少し話を盛って笑わせてくれます。そして、フィルターとライトをセットします。ライトをつけると「すごーい!」「虹色だわ!」と、またもや盛り気味のコメントで子どもたちは大騒ぎです。

 

そして、「バラタナゴ」を投入です。記念すべき最初の魚は、シンプルですが、淡水魚ファンには根強い人気の「タナゴ」です。園長が川で採集しました。盛り気味で話をしますと、「日本のわびさび」を感じる魚なのです。タナゴは、ドブ貝、カラス貝といった二枚貝に卵を産み付けるという変わった産卵をします。いつかは、二枚貝を採集してトライしたいですね。

 

春の親子遠足で、日本最大級の淡水魚水族館である「さいたま水族館」に行ってきました。その流れで、川などで採集した魚か、屋上の池に住んでいる生き物を保育園での水槽では飼うことにします。アクアショップで購入したカラフルな魚は飼いません。

 

目的は、子どもたちが、淡水の生き物を通じて学び合うことですが、もう一つ、最近の研究でわかったことがあります。アクアテラピーと言って、水槽の魚を眺めていると癒し効果で、心が落ち着くのだそうです。

 

子どもたちは、「学び合い」「癒される」のです。

 

今日のところは、「バラタナゴ」が優雅に泳いでいますが、レイアウトもさらに発展させて、多くの淡水の生き物を子どもたちと学びたいと思っています。子どもたちの好奇心がどんどん大きくなっていきますね。