秋晴れの屋上遊び

今日は、秋晴れの最高のお天気となりました。富士山から秩父の山並みまで、まるで真冬のようにくっきりと見えます。そして、富士山は初積雪だったようで、真っ白な雪化粧に見とれるほどです。

 

子どもたちは、大人のように、富士山に対して深い感動を覚えることはないのですが、さすがに、今日の富士山を見て「真っ白できれいだね!」と何人かの園児が、どろんこ広場から見入っていました。

 

運動会が終わり、しばらくは、のんびりと屋上遊びができます。今日の子どもたちを見ていると、全員が自分のやりたい遊びに集中しています。

 

テーブルを青空の下にセットして、子どもたちの「青空レストラン」ごっこが始まりました。ファームで収穫した本物のさつまいもをシェフが料理をします。おろし金で、さつまいもおろしを作っています。どうやら、スイートポテトをイメージしているようです。

 

朝顔の種の採集には、5人ほどの園児が夢中になっています。夏には、色水作りで大活躍した朝顔が、種になりました。大切に黒い一粒一粒をビニールに入れて、おうちに持って帰るそうです。「今、種をまいてもこれから冬になるからダメになってしまうよ。来年の春にまこう~」というアドバイスを覚えているかな?

 

カメや魚のエサチームも5人ほど集まりました。秋になって、ずいぶんと水温が低くなってきたので、エサも食べなくなってくるのかな~と思いきや、とんでもありません。まだまだバクバクとエサを食べるミドリガメ・・・すると、遠くから園児の声がします。

 

「えんちょうせんせい・・・カメがだっそうしているよ!」そうです。カメ池に住んでいるクサガメが脱走して、屋上のすみっこを歩いていました。台風19号の影響で、カメ池のすき間ブロックが、動いていたのです。月曜日は、そこから脱走したニホンイシガメを発見・・・今日はクサガメの登場に、子どもたちも興奮気味です。

 

自転車、ストライダーチームは、マイヘルメットを装着して、暴走しています。(笑)

 

砂場には、必ず数人の園児がたむろしています。今日の砂は、昨日までの雨で湿り気があり、作品作りには、最高のコンディションです。

 

そして、最後は「ガマの穂」の種飛ばしを楽しみました。ガマの穂は、フランクフルトのようになっているのですが、そこを手で揉むと、まるで煙が出てくるかのように、綿状の種があふれ出てくるのです。まるで生き物のようです。

 

屋上中央は、一面ガマの穂の綿毛で白くなってしまいましたが、こんな実験も、子どもたちの五感と好奇心をくすぐるのです。

 

ジャングルジムやシーゾー、ブランコなどの遊具がなくても、子どもたちの遊びへの探求心は尽きないのです。