子どものことを子どもに聴く

屋上で、ストラーダ―を上手に乗りこなす2歳児が多くなってきました。このまま、補助なし自転車に乗れるようになれば、ホワイトきゃんばすの「2歳10カ月で補助なし自転車に乗れた」の記録更新となります。期待することにします。

 

さて、ある保育園での話です。5歳児クラスで、夏に撮りためた写真を子どもたちに見せて「自分が楽しかったと思う写真を1枚選んでみよう」と投げかけます。すると、子どもたちが選んだ写真は、担任にとって、意外なものが多かったようです。

 

A君は、プールで泳いでいる写真を選んだのですが、実はA君はプールがとても苦手だったそうです。おそらくA君は、この夏のプール活動を自分が頑張ったこととして捉え、自分なりの達成感を感じていたようです。

 

逆に水泳が得意なBちゃんは、水泳の写真ではなくて、仲良し3人組で給食を食べている写真を選びます。

 

C君は、紙相撲遊びの写真を選びました。これは、誰も選ばなかった写真で、担任もまさかそれを選ぶとは思っていなかったようです。

 

こう考えると、子どもたちが選んだ写真は意外なものが多く、職員が日常的に見取っている姿は、思い込みが多いのではないかとも言えます。

 

ホワイトきゃんばすでは、「自分で考えて自分で答えが出せる大人」をめざしているので、朝のインタビューなど、なるべく、子どもが発言する機会を多く持っていますが、まだまだ深掘りをする必要を感じました。

 

例えば、屋上遊びで、子どもにカメラを預けて「今日は○○君が撮りたい写真を好きなだけ撮影していいよ」としたなら、大人の写真とは、視点が違う作品が出てくるかもしれませんね。

 

子どもたちの「心の声」をさらに引き出すことが大切です。