小中学生の不登校

ラグビーワールドカップで、オールブラックスが負けましたね。相手は、イングランドです。ヘッドコーチは、4年前に日本のラグビーを世界レベルに引き上げた、エディージョーンズ・・・彼の口癖は「ジュンビ」です。

 

4年前は、日本代表の選手に南アフリカの国歌を聞かせるなど徹底した準備で、世紀の番狂わせをおこしました。今回は、練習で、サッカーのイングランドの名門、マンチェスターユナイテッドで黄金期を築いたファーガリン元監督を招き、勝者の精神を注入したそうです。

 

前回、母国開催で屈辱の予選リーグ敗退となったイングランドに、ラグビー発祥の地としての、王者の精神を取り戻そうとしたのかもしれません。やはり、エディージョーンズは、ただ者ではありませんね。

 

さて、小学生の不登校が増加しているそうです。2018年の文科省の調査では、病気や経済的理由を除いて、年30日以上学校を欠席した小中学生は16万4528人で、前年比14%増で、2万人以上増えた計算になります。

 

昔は、不登校の子どもには「とにかく学校だけは行ってくれ」という指導がありましたが、今では、「無理にいかなくてもいい」という考えが主流となり、フリースクールなどの受け皿の充実も数字上の要因と言えます。

 

また、ここ数年では、小学生の不登校が増加し10年前の2倍になっているそうです。不登校になった要因は、いじめがほとんどというのは、私たちの勝手な憶測で、今は、理由が明確でないケースが多いといいます。

 

「体が拒否反応を示してしまい、学校に行き続けることが難しくなった」という子どもが増えているのが実態です。特に、小学生では、どうして自分が不登校なのかを認識できていないことも多く、不登校の児童への聞き取り調査も十分に練る必要があるようです。

 

今日は土曜日なので、ホワイトきゃんばすには、5人の卒園児の小学生が登園しました。来年度の入園を決めた保護者が、「うちの旦那も保育園を見学したい」ということで、いらっしゃったのですが、大きい園児(笑)にびっくりしていました。しかし、小学生が保育園児に様々なことを教えながら、かかわっている姿に、「いいですね~」と一言。

 

0歳1歳の時から、ホワイトきゃんばすで生活を共にした卒園児にとっては、ここが、大切な居場所になっているのです。ここにいること、屋上で遊ぶこと、親や学校の先生には決して言わないようなことを保育園の先生に話せること。

 

子どもにとって、自分が落ち着いて活動ができる「居場所」がたくさんあることは、間違いなく不登校防止への近道です。

 

不登校の問題は、奥が深く、解決策も1つではありません。難しい問題ですが、子ども一人一人の答えを見つけていくしかありません。