創造志向と幸福度

昨日のハロウィーンパレードは、子どもたちにとっては、本当に楽しかったようです。今日の連絡ノートには、そんな保護者のコメントがびっしりです。5歳男の子は、昨年は、1日でお菓子を全部食べてしまったそうですが、今年は、毎日少しずつ食べるそうです。

 

また、3歳男の子のおうちでは、「トリックオアトリート」でもらったお菓子を全部開けて、ちょっとしたパーティになったそうです。お腹いっぱいで、夕食が食べられなくなってしまったとのこと。(笑)

 

さて、これからの時代・・・「創造性が大事だ!」とは言うものの、日本の若者は、創造性に関して、他の国とは大きく違う考えを持たざるを得ないようです。

 

世界価値観調査によると、アメリカの場合は、創造志向が高い人ほど幸福感が高いという結果に対して、日本の場合は、全く逆の結果となるそうです。つまり、創造的な発想で、標準の型から外れるのが歓迎されない社会とも言えますね。

 

「違いや多様性を認めよう・・・」と言ってみても、実際は、みんなと違うことをすることは、まだまだ居心地が悪いのかもしれませんね。

 

学校では、さらにその傾向は強く、教科書通りのやり方で問題を解かないと減点される・・・1つの答えを強要される・・・創造的なやり方で貫き通そうとする子どもは、自尊心を打ち砕かれる世の中になっていると、言えるのかもしれません。

 

これは、あくまでも仮説ですが、不登校の児童・生徒が増えているのは、もしかしたら、創造志向の子どもが増えていることの表れかもしれません。世の中は、インターネットなど、あらゆる情報を介して、多様な見方や考え方に触れられる時代になっているにもかかわらず、学校は、「スタンダード」を求めすぎるとも言えますね。

 

創造力に富んだ子どもたちが、幸福感を感じられる世の中に・・・学校に、日本が変わっていかないといけませんね。