学校林に泊まる

今日はうれしいことがありました。卒園児の小学1年の女の子が、学校の持久走大会で、2位の大健闘です。学年で2番です。運動会の徒競走ではぶっちぎりの一番だったので、短距離と長距離の二刀流です。凄いことです。 

 

さて、彼女の通う小学校には、「学校林」があり、自然に恵まれた環境にあります。運動会へ園児を連れて応援に行った時には、この「学校林」で、木登りをして遊びました。

 

しかし、平成28年時点での調査では、全国の小中学校で、学校林があるのは、7%だそうです。都心部の学校では、ほぼゼロですね。

 

しかし、この学校林を上手く活かしきれていない学校がほとんどだそうです。そもそも学校林は、教育のためにできたものとは限らず、古くは木造校舎を建設する際の資材得ることや、学校林で育てた木を木材として収益を上げることを主な目的に設けられたところも多いそうです。

 

せっかくの自然環境ですので、子どもたちのために有効に活かしたいものです。

 

東京都多摩市にある豊ヶ丘小学校では、国士舘大学の研究機関の協力を得て、毎年、校地内にある学校林で2泊3日の宿泊体験を行っているそうです。

 

普段から学校林に慣れ親しんでいる児童も、日が落ちて真っ暗な中、たき火のまきを拾い集めます。各グループには大学生が付き添い、学校林にブルーシートで屋根などを張り、朝までビバーグ(緊急野営)を体験します。

 

子どもたちにとっては、いつも遊んでいる場所ですが、夜を過ごすことで、また違う景色を感じたことでしょう。今年は、50人以上が参加したそうですので、仲間との時間が子どもたちの成長につながったことが想像できます。

 

このように、学校にある資源を活用して、地域を巻き込んでの取組みが、全国に広がって欲しいですね。