はらぺこアオムシの観察

5歳女の子が登園するや、「園長先生・・・これかけてください!」と1枚のCDを持ってきました。それは、日曜日に彼女がキッザニア東京で、FM局のDJの仕事が録音されたCDでした。

 

タピオカデザートのつくり方を台本を読みながら、頑張ってDJをやっています。5歳にしては上出来です。彼女は、ここ数カ月、キッザニアでの仕事にはまっていて、3回も通っているようです。子どもに「お仕事」を教えるのは、とても大事なので、これはこれで、いい経験になっているようです。

 

さて、今日の寺子屋は、机の上に新聞紙を敷いて、大根の葉を食べる「アオムシ」の観察をしました。今日の屋上遊びで、年長園児が中心となって、大根畑で、アオムシ採集をしたのです。大根の葉は緑で、アオムシも緑ですので、保護色となり、子どもたちの目にはなかなか見つからないようでしたが、ざっと、15匹のアオムシを集めました。

 

5歳女の子の席に向かって、アオムシが動き出すと、「先生・・・こっちに歩いてくるよ~怖いよ!」というシーンもありましたが、二人を除いて、全員アオムシを触ることができます。

 

サナギになったアオムシも観察します。「この小さいサナギの中に、どうやって、モンシロチョウが入っているのかな?」に、クイズ王の○○君が、自分の体をチョウに見立てて説明してくれました。「羽をたたんでこの中に入っているんだよ・・・」正解です。

 

モンシロチョウが色々な花に集まっている写真を見ながら、アオムシ⇒サナギ⇒モンシロチョウのイメージを子どもたちなりに描いていたようです。

 

クリスマス発表会では、合奏で「ちょうちょ」の演奏をするので、子どもたちが頭に描く蝶は、モンシロチョウになったみたいですね。

 

今日は、少し大きめの飼育ケースに、アオムシとサナギを移しました。モンシロチョウに羽化した時に、思いきり飛ぶことができるように・・・です。サナギの背中から、白い羽が出てくる瞬間を子どもたちと観察したいものです。