子どもたちがつくる新しい日本

今日は、年中年長園児と卒園児の小学生を連れて、恒例の「あずみ苑」という、老人福祉施設を訪問しました。今回は、クリスマス発表会のステージで披露した「世界で一つだけの花」を歌い、「パプリカ」を踊りました。

 

子どもたちは、文房具セットをプレゼントしてもらい、保育園からの贈り物は、ネズミの置き物と鏡餅を粘土で作りました。

 

たくさんのおじいちゃんおばあちゃんが、参加していただき楽しい時間となったのですが、子どたちとの年の差は、ざっと70歳から80歳くらいです。おじいちゃんおばあちゃんたちからは、自分の孫よりも年の差がある子どもたちをどんな目で見ていたのでしょうか。

 

ここにいらっしゃる方々は、最初の東京オリンピックが開催された日本の高度成長期に、20代30代でバリバリ働き、多くの子どもを育てた世代です。まさに、経済大国日本を作り上げた面々です。

 

それから数十年が経過し、バブル崩壊で日本の経済は停滞し、隣国の中国は16倍の経済成長を遂げています。先進国の追随からスタートしたものの、今では自動車やソフトウェア、エレクトロニクスなどで、アメリカをしのぐ部分も出てきていますね。方や、日本は過去の姿に引きずられ、変化を予見できないまま25年以上も経過したという事になります。

 

しかし、保育園の子どもたちを見ていると、悲観的になることはありません。豊かさとは、経済や物理的なことだけではないことを私たちは知っていますし、違いを認める世の中や、自然や環境を考えたり、自分らしい生き方を私たち日本人は模索を始めたのです。

 

子どもたちが、明日の日本を担うのですが、私たち大人は、どうしても「大丈夫だろうか?」「今の教育、学校や授業が変わらなければ・・・」と危機感ばかり感じてしまいますね。

 

今日のおじいちゃんおばあちゃんたちは、きっと、子どもたちに大きな希望を感じてくれたことでしょう。「心配しなくても・・・大丈夫だよ」と言うのでしょう。