一流の個性

新年あけましておめでとうございます。皆様は、元旦の朝はどう過ごしましたか。私は、久々に「初日の出」を見ていました。今年も福島に来ているのですが、田んぼの先がみるみる明るくなっていき、空に向かって光の筋が現れると、まん丸の太陽が出てきました。あまりにも感動的で、「今年の願掛け」を忘れて、ずっと見入っていました。

 

ずいぶん昔の学生の頃の話ですが、北海道「摩周湖」の日の出を見たことがあります。この時は夏でしたので、朝2時に起きて、展望台まで歩くと、そこには素晴らしいまん丸の太陽がありました。それ以来の感動の日の出です。

 

さて、大晦日は、毎年「紅白歌合戦」を見ながら、ほろ酔いの時間を過ごしています。今年も、あっ!と驚く演出がたくさんありましたね。多くのミュージシャンが、この紅白歌合戦に出ることを目標にしているだけあって、自分に与えられた時間で、圧倒的な「個性」をぶつけてきます。

 

保育園のクリスマス発表会で、子どもたちは「世界で一つだけの花」を歌いました。保育園の子どもたちは、「一番になるんだ!」という気持ちが強いですが、やがて成長していくと「一番」には、たった一人しかなれないという現実に気がつきます。ナンバーワンでなくオンリーワンに・・・という歌ですが、私たちは、生まれた時にはすでにオンリーワンです。

 

私が考えるオンリーワンは、「一流」という言葉で表されます。「一流」って何でしょうか。人間国宝やトップアスリートなど技術的に優れた才能があるという意味ではありません。

 

「一流とはその人の心のあり方が、その人の行為が一流という事である。そのためには、日常の小さな行為をここぞという時に、いい加減にしてはならない」一流を定義するとこんなイメージでしょうか。実は、ずっと前のおやじ園長のブログで、こんなことを書いていました。

 

ごく普通の私たちだって、自分のこだわりや、流儀を持つことで、「一流」の生き方ができるのです。子どもたちには、一番にもなってもらいたいですが、それぞれが自分で考える「一流」の生き方を見つけてもらいたいと思っています。

 

昨日の紅白歌合戦を見ているなかで、「この人は凄いなぁ~」と思ったのは、自分の時間をその演出を自分で決めることができる人です。そうです、「一流」の人とは、自分の人生を自分で決めることができる人と言えるのかもしれざません。

 

だって・・・自分で決める人生は楽しいですからね。(笑)

 

令和2年にあたって、この1年・・・多くのことを自分で決めていきたいですね。