国産小麦

今日はバレンタインデーということで、午後のおやつは「スイーツバイキング」です。朝から、「何がでるのかなぁ~チョコレートじゃないの・・・楽しみ!」と、子どもたちはソワソワしています。

 

お昼寝が終わり、いよいよおやつの時間です。実は、メニューは給食の先生が極秘に進めていて、他の先生たちも、テーブルに並んだスイーツの多さに驚愕します。子どもたちも、びっくりして声も出ないほどです。想定をはるかに超えた、ホテルのスイーツバイキングのようになりました。子どもたちの笑顔がいっぱいとなり大成功です。

 

さて、日本人の主食である米は、加工食品などを除いて、ほぼ100%近くが国産ですが、小麦の場合は、そうではありませんね。

 

北海道札幌市のある小委学校では、総合的な学習の時間で、「小麦って何だろう?」の授業を行ったそうです。

 

北海道の小麦の生産量は、年間60万7600トンで、都道府県別では第一位

全国の生産量のうち約70%が北海道産の小麦

しかし、日本全体では小麦の自給率は14%でしかない

海外から輸入する時は、タンカーを使うので、CO²排出など環境に影響する

小麦の輸入国が災害などで、小麦の生産量が減ったらどうなる?

 

などの問題を子どもたちに与えて、「では、日本の小麦は、これからどうすればいいのか?」を考える授業です。

 

北海道の小麦生産が盛んになれば、農家も元気になるし、日本各地に送ることができる。それには、地産地消を私たちがもっと進めなければならない・・・など、少しずつ具体的な解決策が見えてきます。

 

大切なのは、子どもたちが自分で考えることです。

 

他の都道府県でも、生産量日本一の農産物など、地域の教材が必ずあります。それを利用して、食に関する授業を行うことができますね。

 

子どもを持つあなただって、スーパーで「国産小麦の食パン」が、どうして、他の食パンよりも1.5倍から2倍も値段が高いのか・・・親子で考えるのもいいですね。