働く母親

今日の屋上遊びは、半袖でも過ごせるような陽気となり、菜の花がとても映えます。世の中の話題がマイナス思考ばかりですが、園長としては、屋上遊びの子どもたちを見ながら、元気にやっていこうという気持ちを取り戻しています。

 

保育園ママとの会話では、パパの仕事のことも含めて、ビジネスの話をよくします。新型ウイルスの影響が、ここにきて、さらに大きく影響しています。在宅勤務にシフト、短時間勤務などが増え、今までとあまり変わらず、売上が落ちていないというパパママは、ほとんどいない状況です。

 

今日は、伊勢丹のバイヤーと商談をしたママの話を聞きました。「カリスマバイヤー」という言葉は伊勢丹バイヤーから生まれたとも言われていますね。私も営業マン時代は、伊勢丹バイヤーとの戦いには、気合と戦術とハッタリの3つの武器で挑んでいました。早く、こんな普通のビジネスができるようになってもらいたいものです。

 

見通しが立たない・・・目標が持てない・・・というのが、今回のやっかいなところです。病気の感染だけでなく、人の心もが病んでしまいます。しかし、自分の気持ちは、自分でコントロールしていくしかないので、少しでも光明を見つけていきたいですね。

 

さて、さいたま市では、小中学校の新学期の登校については、クラスをABCの3つに分けて登校することになったようです。1クラスの人数を減らすことで「密」をなくし、感染防止を図るという考えです。

 

どんな対応にしろ、「答えのない」ことへの対応になるので、私たちはその決定を受けとめて、前に進むのです。

 

しかし、3月の休校の打撃は、人の命を預かる医療・福祉産業への影響が大きかったことは否めません。少し古いですが、2015年の統計によると、医療福祉産業で働く人は702万人で、このうちの121万人が、核家族世帯の子持ちの30~44歳女性となっているそうです。

 

一斉休校で自宅に縛られる可能性が高い人が、全体の17.2%をも占めるという数字です。沖縄県や宮崎県では2割近くとなるそうです。

 

子どもたちの感染を防ぐための休校が、医療機関を混乱させ、感染拡大に対して機能できない状況を生み出してしまうリスクも、データ上では考えられます。

 

今回の新型ウイルスの対応だけでなく、すべての政策決定において、プラスとマイナスの両面やマイナスの副作用を同時に考えなくてはいけないと、あらためて感じます。