勉強の仕方を教えてる?

今日7月1日からプール開きの予定でしたが、天候不順で明日になりそうです。まぁ~夏は長いので、じっくりとお日さまの下でプールを楽しむことにします。

 

さて、今日から3人きょうだいの末っ子の1歳児が入園してきました。姉・兄と同じ保育園に通えるようになって、男の子はすこぶる嬉しい気持ちになっていますが、張り切っているのは、年長の長女です。

 

登園するや、園児が自分で行う朝の仕事(ノートを出す・タオルをかける・カバンをロッカーにしまう)をお姉ちゃんが、全部やってしまいます。姉の大きな弟愛ですが、これでは、末っ子は、朝の仕事を覚えることができませんね。

 

ある中学校の校長の話です。臨時休校中に「学校の弱点」を発見してしまったようです。それは、学校は学習内容を教えてきたけど勉強の仕方をしっかりと身に付けさせていなかったのではないか・・・という内容です。

 

分かりやすく言えば「教員が課す課題や宿題を従順にこなすだけの生徒にしてしまってはいなかったか」という反省です。

 

冒頭の優しい年長のお姉さんがすることは、弟に「朝の仕事のやり方」を教えることなのです。

 

予習の課題を与えても「習ってないからできな~い」という言葉が返ってきたら、失敗です。

 

「分からなくて結構、何がわかって、何が分からないのかを見つけるのが予習なのです。そして、なんだかよくわからないけど、もやもやしたものを授業で解決する、分からないことを分かるようにするのが勉強なんじゃない・・・!」と、校長先生は話します。

 

学校がコロナで休校中に、この「自律的学習能力」が高い児童生徒は、前に進んだでしょうね。逆に、テストの点数はいつも良かったけど、与えられた学習をこなすだけの児童生徒は、休みに何をしていいのか・・・悩んだのかもしれません。

 

さぁ~これが、学校の弱点だとしたら、勉強の仕方を教える・・・つまり、児童生徒が自分で考える癖をつけられるように、学校はどうあるべきか。教科書の遅れを取り戻すために、スピードアップの詰込み授業よりも大切なことですね。