クラスが騒がしくなってきました

気温が上がらず、なかなかプールができませんが、今日は屋上遊びで盛り上がります。6歳男の子が2歳児を4人、3両編成のカートにのせて、ひもで引っ張り電車ごっこです。さすが、カッコイイ年長男子と言ったところです。

 

それをマネして、2歳のスリムな女の子が、女子3人を乗せたカートをゆっくりですが走らせます。どこにそんな力があるのかと驚くのですが、彼女の別の一面を見ることができました。

 

さて、コロナ禍で、小学校では、子どもたちだけでなく先生たちも手探りで、新たな学びの姿を模索していましたが、ここにきて、「クラスのおしゃべりが騒がしくなってきた」という声が聞こえてきます。

 

いつもなら、5月の連休明けに、このような状況になるようですが、今年は、ようやくです。

 

「おしゃべり」というワードは、決してプラスの言葉ではありません。教育関係者にしてみれば、やっかいな態度です。保育園でも、「今から寺子屋を始めます」の挨拶のあとで、「おしゃべり」が続いていると、ついつい「静かにしなさい!」と声を荒げてしまう事がありますね。

 

しかし、この「おしゃべり」を子ども側から考えてみると、決して、マイナスワードだけとは限りません。

 

「おしゃべりができる仲間ができた」「おしゃべりができる雰囲気になった」といった、子ども世界での仲間作りが進んでいると考えることもできます。もっと言えば、「おしゃべりするのは、先生の話がつまらないから・・」というのも、あるでしょうね。

 

では、ここは謙虚に、先生自身の話し方を改善してみることにしませんか。これは、社会人として、会社などで相手に話を聞いてもらうことにも役立ちます。

 

①結論を最初に言い切る②時々子どもに質問してみる③大切なことは繰り返し強調する

 

まずは、この3つをやってみませんか。私が、民間企業で働いている時には、会議やプレゼンテーションの基本の基本です。特に、「当てる」という手法は、聞いている方が、いつ自分が当てられるか、ハラハラするので、ちゃんと人の話を聞くものです。(笑)

 

もう一つ・・・子どもたちが相手ならば、ルールは「子どもたちに決めさせる」ことです。子どもたちが、自分で決めたことは、誰もが守る強いルールとなります。できれば、そのルールに遊び心があれば、もっといいですね。

 

「静かにしなさい!」と上から取り締まるような言い方も、放置して諦めることもやりたくないですね。一度、子ども側の視点で考えることが大切です。