見方を変えてみると・・・

最近の天気予報は、都道府県別のくくりだけでなく、スマホやパソコンで調べれば、自分が住むエリアをピンポイントで予報してくれます。そして、精度がどんどん高くなっていますね。

 

今日は、深夜から雨が降り始め、運動会がスタートする予定だった9:30には、しとしとと冷たい雨となっています。天気予報通りです。今日は夜まで雨が降り続き、夜中に雨が上がり、そのまま曇りが続く・・・そして、運動会も無事にスタートと、今は明日に向けてのイメージを膨らませています。

 

いきなりですが・・・ここで問題です。

「2+27+32+45+55+68+71」は、いくつになりますか?

 

これは、ある小学校の2年生の授業でおこなった計算問題です。子どもたちは「難しそうだけど頑張る!」と諦めないで取り組みます。

 

このチャレンジ問題を①自分で考える②友だちと相談する③先生に聞く・・・の3つから自分に合ったスタイルを選ぶことができます。

 

大人でも、そろばんをかじっていて暗算が得意でなければ、普通に計算するのは難しいですね。そこで、先生は「足し算の順番を変えると、計算を簡単にできることがあるよ」と1つだけヒントを与えます。

 

一人の教師が教える授業の難しいところは、「早くできる児童」と「なかなかできない児童」に対して、同じように満足が得られる授業にすることです。どうしても、「真ん中レベル」に標準を合わせざるを得ないのが実態です。

 

しかし、このクラスでは、3つの選択肢が自分で選べます。「早くできる児童」は、自分で考えて答えを出したら、今度は、分からない子の相談に乗ることができます。「なかなかできない児童」は、先生に聞くには勇気がいるので、友だちに相談することができます。こうして、クラス全員が、この問題に対して、何らかのアクションをおこなっていることにつながります。

 

では、もう一度、大人にあなたもこの問題を解いてもらいましょう。

「2+27+32+45+55+68+71」のたし算の順番を変えてみます。

 

「45+55=100」「32+68=100」「2+27+71=100」これで、答は300ですね。これは、算数の問題ですが、実は「読み解く力」にもつながっているのです。

 

ある物を私たちは、正面からしか見ないことが多いですね。でも、上からor下から・表からor裏から・たてからorよこから・・・と、見方を変えることで正解が見えることがあるかもしれませんね。

 

そうです。人に対する見方も同じです。見方を変えると、その人のいい部分がもっと見えるのです。