高校生の教員体験

いよいよ、今日からクリスマス発表会の劇の練習が始まりました。劇は、2つあります。

年中・年少園児で構成する「ないた あかおに」と年長・年中園児で構成する「そらまめくんの ベッド」です。今年度の保育園のテーマが「友だち」ですので、テーマに合った物語を選びました。朝の会の読み聞かせで、何度も読んでいる絵本です。

 

まずは、「そらまめくんの ベッド」の配役が告げられます。主役のそらまめくん他、2人で同じ配役を組むようにしています。セリフは、それぞれ、個人のセリフです。このチームは、昨年のクリスマス発表会で劇の経験をしています。配役が決まると、子どもたちは目をギラギラさせています。

 

「ないた あかおに」チームは、年少園児が初めての劇に挑戦です。「ちゃんとセリフが言えるかな?大丈夫かな?」といったメンバーですが、ここは、年中園児3人が、主要の役どころを行います。

 

今日は、台本の読み合わせで終了です。いきなり、役になりきって大きな声が出る園児もいれば、自信がなくて小声の園児もいます。これから、毎日のように練習が続くので、子どもたちの成長を見ていくのが楽しみですね。

 

さて、教員免許をめざす大学生が、教育実習で小中学校を訪れますが、ここ数年、教員の志望者が全国的に減少傾向にあります。そこで、山形県の教育委員会では、高校生が小学校の先生の仕事を体験する事業を始めました。この10月に、31名の高校生が、小学校で体験活動を行ったそうです。

 

小学校の校長先生から、教育現場のやりがいの話を聞いた後、授業を見学、当日関わる子どもたちと交流を図ります。そして、プリント配布など教員の仕事を手伝います。あるクラスでは、高校生が児童たちの活動にアドバイスをすることもあったとのこと。

 

参加した高校生からは、肯定的な感想が多く、「参加したことで、教職の道を前向きに考えられるようになった」という声や「自分の高校に戻った時に、これまでとは違う視点で先生や学校を捉えることができそうだ」という意見もありました。

 

教育実習ではないので、実際に高校生が小学生相手に授業をすることはありませんが、この体験活動は、学校や先生に対する見方を広げる機会にもなったようです。

 

秋田県では、高校生が中学校教員を体験する事業を行っているようで、高校生の教員体験は、全国的に広まっていくようです。

 

やりがいを感じて教員になる人材が、増えることを期待したいですね。