GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生

登園する園児の多くが「明日はクリスマス発表会!」という会話が飛び交い、連絡ノートには、保護者の楽しみや期待がたくさん書かれていました。いよいよ、明日はクリスマス発表会です。毎日のように練習に打ち込み、昨日・一昨日はリハーサルも行いました。やれることはすべてやって、あとは、明日を待つばかりですね。

 

さて、今日は「GOGO(ゴゴ)94歳の小学生」という映画の話です。世界最高齢の小学生が勉強に励む姿を追ったドキュメンタリー映画です。

 

アフリカケニアの小さな村で助産師をしてきたプリシアさんが主人公です。「ゴゴ」とは、地元の言葉で「おばあちゃん」の意味だそうです。彼女は、自分のひ孫たちが学校に通っていないことを気にして、一念発起して、6人のひ孫たちと共に、小学校に入学しました。

 

この映画には説明的なナレーションは一切なく、小さな同級生たちと勉強に励むゴゴの日常を静かに見つめています。「淡々としていて、トーンは穏やかですが、訴えていることは実に深い」映画だそうです。日本では、小中学生は義務教育ですので、教育は「義務」という受け止め方ができますが、この映画では、教育は「喜び」です。

 

94歳ですので、目や耳が不自由ですが、勉強に励む姿はまわりの子どもたちの手本になっています。社会を変えるのは、もちろん武器による戦争ではなく、教育です。ゴゴの姿は、劇的ではないですが、静かに、しかし、とても深く教育の大切さを訴えています。

 

25日から公開されるそうですので、保育園がお休みに入ってから、ゆっくりと観ることにします。