2020年クリスマス発表会 つづき

今年のクリスマス発表会の最初の劇は「ないた あかおに」です。誰もが知っている読み聞かせ絵本の定番ですね。今年の保育園年間テーマ「ともだち」にピッタリの内容です。

 

青鬼役の5歳男の子が最後に手紙を読みます。「赤鬼くん 君と僕が仲よくしていると 人間たちが怖がるので 僕は出ていきます どこにいても 君と僕はともだちです さようなら 元気でね 青鬼より」

 

完璧に言えました。男の子のパパママは、泣いていました。泣いた赤鬼ではなく、「泣いたパパママ」になっていました。それだけ感動の演技だったのです。

 

前半のステージの最後は、ダンス「紅蓮華」です。鬼滅の刃ブームが続いていますが、仲間との絆もこのアニメのテーマでもありますね。クリスマス発表会9演目の中で、これだけは、園児全員が出演します。「しっぽ・しっぽ・しっぽ」「Ohともだち」の衣装の園児と寺子屋園児は、背中に「滅」の文字が入った黒いベストで決めました。

 

そして、後半のステージは、寺子屋園児の演目となります。

 

うた「ともだちさんか」、合奏「どんぐりころころ」は、練習通りにリラックスしてできました。相変わらず、寺子屋3番たちのカスタネットがバラバラですが、何とかやりきりました。

 

そして、ダンス「ジャンボリーミッキー」は、デイズニーキャラクターの衣装で決めた子どもたちが最高のダンスを見せてくれました。ママ達と一緒に観客席で応援している0・1・2歳児の子どもたちも一緒に踊っています。

 

そして、最後の演目「そらまめくんのベッド」です。あまり脚光を浴びることがなかった6歳男の子が、ピーナッツくんのセリフで、「なんだよ いじわるだなぁ~」「ぼくたちにベットをかしてくれなかったバツさ!」を感情のこもった演技で、観客席をわかせてくれました。

 

今年のクリスマス発表会は、子どもたちは泣かないし、とても完成度が高い内容となりました。クリスマスボランティアのママたちの衣装作りに、週末にピアニカを持ち帰って、おうちでの練習をサポートしてくれた保護者の力も大きかったですね。

 

最近は、「親に見せるための発表会って・・・意味あるの?」という意見が、全国の保育園や幼稚園で出ているそうです。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、保護者の皆様に子どもたちの最高の舞台を見ていただき、喜びを共有してもらうことも目的ですが、一番大事なのは、「子どもたちが一生懸命に練習に取り組む」ことです。

 

子どもの頃に、勉強でもスポーツでも、どれだけ一生懸命に取り組んだ経験をしたか・・この「非認知能力」を高める取り組みこそが、大きな目的です。

 

大人になれば、「結果」を求められるでしょうが、子どもたちは、結果までのプロセスが大切です。今回は、11月からの練習を仲間たちと頑張ったことが、子どもたちの成長に大きくつながったと確信しています。

 

おうちで、子どもたちに様々なアプローチで動機付けをしていただいた保護者の皆様。発表会当日の応援も含めて、本当にありがとうございました。この経験で、また一段と成長した子どもたちを誇らしく思ってください。