教育改革

今日は、屋上ファームの大根をすべて収穫して、子どもたちのお土産にしました。ファームでの収穫は、これで終了です。春までは、静かなファームとなります。今シーズンも、子どもたちは、たくさんの野菜を育て食べてきました。屋上ファームは、子どもたちの成長にとって、欠かせないものになっています。

 

さて、この週末に、センター試験に代わる新しい「大学入試共通テスト」が行われました。最初は、記述式での問題も検討されていましたが、採点にかかる時間や公平性などを考慮し、マークシート方式での回答となったものの、今までの「知識」「技能」を問う内容から、今回は、「思考力」「判断力」「表現力」を含めて問う内容になっています。

 

「教育改革」の目玉として、行われたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、共通テストの本質の報道よりも、「コロナ禍で、試験がこのように行われました」といった、感染対策の報道が多かったような気がします。

 

近年は、AI技術の進展や不透明な国際情勢など、社会構造の変化が急激に起こっています。この動きは、さらに加速しています。これからの時代を生き抜くために必要な力や資質を身につけ、社会に貢献する人材を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入試共通テスト」は、そんな子どもたちを育てるための一つと言えます。

 

戦後、日本での公教育は、質の高い労働者を作るための仕組みとされました。高度成長期は、「みんな一緒に〇〇しよう」が、上手くいったのです。しかし、産業構造の転換が起き、大量生産・大量消費の仕組みに限界がきました。公教育のシステムに合わない子どもたちは、「おちこぼれ」「不登校」「いじめ」という形で表れます。

 

ここで、「教育改革」の必要性が、叫ばれたのです。今に始まったことではありませんが、そろそろ、本腰を入れないといけない・・・というのが現実です。

 

公立の学校では、そんな個別対応の教育なんてできない・・・と言われ続け、オルタナティブ教育と言われる、様々なスタイルの教育機関で、公教育のシステムに合わない子どもたちを受け入れてきたのです。

 

しかし、「教育改革」とは、公立学校において、学びの個別化や協同化をを目指すことだとも言えるのです。

 

とても難しい議論となりますが、明日の世界を担う子どもたちへの教育を私たち大人は、しっかりと考え、責任を持って取り組まないといけません。