憎めない害虫①「カメムシ」

今日のお昼頃でした。さいたま市西区では、何とひょうが降りました。カミナリと共に、冠水を伴う豪雨となり、ひょうまで降ってきたのです。庭は、雪が積もったように白くなりました。農作物の被害がなければ・・と心配するほどです。

 

さて、今日から保育園はゴールデンウイークで4連休となります。そこで、普段は「害虫」扱いの虫たちに愛をこめて・・・語ることにします。(笑)

 

保育園の屋上には、「雑草」として邪魔者扱いされる草花がたくさんあります。子どもたちは、そんな野草も愛おしく、花束にしたり、料理ごっこに使ったりしています。「害虫」だって、人間が勝手に害虫と言っているだけで、命ある生き物なのです。

 

ということで、今日は「カメムシ」です。

 

屋上でも、子どもたちは、たまに「カメムシ捕まえた!」と大騒ぎになります。中には「くさいから気をつけろ!」と、カメムシが強烈な臭いを出すことを知っています。この臭い、タイ料理によく使われるパクチーに似ているとも言われます。パクチーの臭いがダメで食べられない人は、この臭いを不快・危険と感じる遺伝子を持っていて、カメムシの臭いにも同じような反応をするのだそうです。

 

しかし、この臭い、カメムシ自身も耐えられないらしく、密閉容器に数匹入れておくと、自分たちの臭いで死んでしまうのだそうです。実は、カメムシの臭い成分の中に毒性のあるアルデビトという物質が含まれているそうです。

 

でも、カメムシをじっくりと見てみると、なかなか存在感があります。カメのように、甲羅のような硬いボディもいいですね。やっぱり、憎めない虫です。