子どもの目の健康

昨日子どもたちは、先週屋上ファームで収穫した「男爵イモ」をお土産に持ち帰りました。2歳女の子は、おうちに着くまで、大事にジャガイモを抱きかかえ、そして、夕食でではジャがバターにしてバクバク食べたそうです。普通にスーパーで買ったジャガイモでは、こうはいきません。種イモを植える⇒芽が出て花が咲いて⇒収穫体験⇒美味しく食べるまでの、一貫性があるからこそですね。まさに「ザ・食育!」です。

 

今日は、子どもたちの視力の話です。年々、子どもたちの視力が低下しているという実感をお持ちの方は多いと思いますが、具体的な数値で見ると、「学校保健統計」によれば、昭和54年では、裸眼視力1.0未満の小学生は17・9%、中学生は35.2%だったのですが、ざっと40年後の令和元年では、小学生で34.6%、中学生で57.5%と過去最多を更新しました。

 

どうですか・・・中学生になったら、2人に1人がメガネ予備軍です。

 

視力低下の仕組みは、目のレンズ(水晶体)の周りには毛様体筋という筋肉があり、近くを見るときは、この筋肉が緊張(収縮)し、レンズを厚くして焦点を合わせます。この緊張状態が続くと短期的には筋肉疲労による目の疲れが起き、長期的には近視が進む原因となるのです。

 

スマホを見るなど、現代社会病ですが、特に動画は情報量が多く、神経を集中させるので紙の本を読むより目がはるかに疲れるそうです。子どもは目の疲れを自覚しにくいのです。

 

今後、各自治体で、「一人一台」のパソコンなどの端末が活用されるようになってきます。すでに導入済みの小学校もあります。各学校では、「画面から目を30センチ以上離して使いましょう」などの呼びかけをしているようですが、先生の本音は「やっと環境が整って学校にも家庭にも端末利用を呼び掛けていこうという時。アクセルとブレーキを一緒に踏むようなことはしたくない」です。

 

ある眼科の先生は「授業中、端末画面に集中している児童に『○○してはいけない』の指示は、難しいでしょう。学校では、休み時間に子どもたちの目を端末からいかに離すかが重要になります。屋外での活動が有効です。屋外で日光を浴びて自然に遠くを見ることは、目を休める意味もあります。学校では、休み時間は校庭で遊ぶように呼びかけていただきたい」と言います。

 

私は、今になって、老眼鏡をかけるまでは、眼鏡をかけたことがありませんでした。ずっと、視力1.5が自慢でした。このブログでパソコンに向かう時や本や新聞を読むときだけ、老眼鏡を使用しますが、眼鏡の不便を感じます。

 

これ以上、子どもたちの近視率がアップしないよう…何かいい手立てはないものか・・。