森の幼稚園

昨日、自転車に乗れた年少の女の子は、今日も屋上の着くと、すぐに自転車に乗り始めました。それを見た、同じ年少女子2名が、「わたしも、れんしゅうする~」と言って、補助付自転車で練習を始めました。ライバル心に火がついたようです。

 

そして、今日は、夏野菜ではないのですが、春に苗を植えた「下仁田ネギ」を収穫しました。ねぎ一本など簡単に抜けると思っていましたが、幼児の力では、まさに「うんとこしょ・・どっこいしょ・・!」でした。今日の子どもたちのお土産です。緑の葉もそのままのドロ付きねぎです。

 

さて、「森の幼稚園」をご存知ですか。1950年代、デンマーク人の母親が森の中で保育をしたのが始まりとされています。北欧を中心に広がり、日本でも2007年頃から急増しました。今では、森のようちえん全国ネットワーク連盟に加盟する幼稚園や保育園は247団体あるそうです。

 

埼玉県秩父市にある「花の森子ども園」も、そんな森の幼稚園の一つです。登園が始まると、年長の園児はヤギの小屋の掃除を始め、敷きわらを替え、すのこを洗い乾かします。次いで、朝の会が始まります。朝の会は、林の中で行われます。担当の先生は「うんち」の話を始めます。年少園児が、「ヤギのうんちのあるじめんにすわりたくない」とごねていたからです。

 

うんちの大切さを何度も聞いている他の園児たちは、「うんちでびょうきかどうかわかるよ」と話し始めます。先生が「どうやってわかるの?」と尋ねると・・・「いろやかたちで」「では、ヤギのうんちはどうなるの?」「つちになって、えいようになるよ」とやりとりが続きます。うんちは汚いものではなく、ありがたいものだということを自然に学んでいくのです。 

 

こんな環境が、我が子にはベストと考える親が増えていることもあり、森の幼稚園は、全国で右肩上がりに増えているようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、ファームでの収穫と、今日はブルーベリーをつまみ食い・きゅうりに塩をふって食べる・ミニトマト食べ放題と、子どもたちの食育も担う環境を十分に活かして、これからも、子どもたちの笑顔のために取り組んでいきます。本日、来年度入園希望のママが見学に来て「これは、凄い!」と絶賛されてました。