とんでもない!古代五輪

昨日のナイトツアー前の豪雨を思い出すかのように、今日は、日中から雷が鳴り大雨となりました。今の季節は、急な天候の変化に気をつけないといけませんね。

 

さて、今日は、古代ギリシャで開催されていた、ビックリのオリンピックの話です。東京オリンピックを前に、豆知識です。

 

競技は、短距離走やボクシング、円盤投げなど、現代でも続く競技が多く、なかなかバラエティーに富んでいました。そして、選手たちは、全員全裸で出場していたそうです。その理由は、肉体美の誇示、呪術的な意味、不正の防止など、諸説あるようです。そして、今では金メダルですが、優勝者が得たのは、聖域に生えるオリーブの枝で作った冠だけだったそうです。

 

東京オリンピックは、多くの競技が無観客となってしまいましたが、本来ならば、世界中の人たちが日本にやって来て、ホテルなどの宿泊施設が賑わい、民泊も行われる予定でした。古代ギリシャでも、4万人以上が競技場に集まったそうです。ギリシャ各地から多くの人がやってくるのですが、紀元前4世紀後半までは、観客用の宿泊施設がなかったそうです。多くの人は、川沿いのテントやほったて小屋で寝泊まりしたのです。夏の競技では、ハエが大量発生するなど、衛生環境は最悪だったようで、多くの死者もでたそうです。

 

「パンクラティオン」という格闘競技では、噛みつきと目つぶし以外なら、何でもありのルールだったそうで、フォールのような規定もなく、どちらかが降伏するまで、続けられました。今なら、ギブアップのみのデスマッチです。これにも、降伏せず、死んでしまう選手もあったそうです。

 

どうですか・・・酔った時のうんちくにいかがですか。