寿命の性差

今日のプール遊びには、4歳男の子のパパママが、ボランティアでお手伝いしてくれました。ホワイトきゃんばすの屋上プールは、毎年、保護者ボランティアを募集しています。子どもたちと一緒に水遊びをしてもらうのですが、園児にとっては「○○くんのママだ!」「○○ちゃんのパパだ!」と、楽しさが倍になるようです。ボランティアのパパママも大満足されます。ありがたいですね。

 

さて、数カ月前の朝日新聞デジタル版にこんな記事が出ていました。「練習日の週末が怖い、早死にすると感じた保護者負担」という内容です。これは、地域の野球チームに子どもを入れている母親の声です。

 

早朝練習の場合、監督へのお茶出しや、昼食の準備など仕事は山ほどあって、学校外活動も母親に相当の負担がかかっているようです。

 

令和元年の厚労省のデータによると、死亡年齢の中央値は、男性の場合は、未婚者が66.8歳で、有配偶者では81.5歳と、未婚者の方が早く死亡するようですが、女性の場合は、未婚者が81.9歳で有配偶者は78.5歳と、既婚女性の方が、早死にする傾向になっています。男女で傾向が逆になっているのです。

 

つまり、晩産化により出産が身体への負担になっているのもあるでしょうが、冒頭の野球チームの例のように、子育ての負担が大きいこと。それが母親に偏っていることを証明しているデータと言えます。

 

小さな子どもがいる母親の場合、健康診断に行くのも一苦労ですね。こう考えると、促すべきは、女性の社会進出ならぬ、男性の「家庭進出」であることは、間違いないようです。性的役割撤廃を今後は進めないといけませんね。

 

保育園のパパを見ると、第2子出産を機に、3か月の育児休暇を取ったパパや、夕食は、今年の1月からずっとパパが作っているという家庭もあります。送り迎えも、朝はパパで帰りはママと、分担している家庭もあります。時代は、どんどん変わっていくのです。