こども食堂で学生が学ぶ「課題解決力」

今日の寺子屋では、サマーキャンプで年長園児が川遊びで活用する「ライフジャケット」を装着します。子どもたちの体の大きさに合わせて、気分も盛り上がったところで、エアー立ち泳ぎの練習をしました。なぜ?立ち泳ぎか・・・スイミングスクールでは、バタ足・クロールの順で教えますが、川遊びでは、万が一、足のつかないところに流されてしまった時に、この立ち泳ぎがポイントです。ライフジャケットで体は浮きますが、立ち泳ぎができるようになると、余裕が生まれます。

 

私が、園児のお腹を持ち上げて、足は下向きにキックをして、手を横にして、水面を押すイメージです。サマーキャンプでは、エアーではなく、実際に水の中で練習をしようと思っています。

 

さて、昨年12月時点で全国にあるこども食堂は、少なくとも4960ヶ所あります。そんな中で、高校生や大学生がボランティアで運営の中心を担うこども食堂は、増加傾向にあり、全国で30か所以上あるそうです。

 

奈良市のこども食堂「クーミン村食堂」では、奈良女子大のボランティアが、食事の提供を手伝うだけでなく、限られた予算、物資、人員の中で、工作や遊びを企画します。「みんなで考え、悩み、試行錯誤を繰り返す中で、問題点を解決する力が身についている」と3年生の小島さんは言います。コロナ禍で大学に行くことも制限される中、「ボランティア活動で様々な人とのかかわれる。誰かを助ける活動で、実は自分が助けられている」と話します。

 

貧困家庭の子どもたちを支援することが、こども食堂の大きな活動目的ですが、そこで活動する学生は、小学生の夏休みの宿題を手伝ったり、読み聞かせをしたりする活動を行っています。「子どもたちが安心して来てもらえる、みんなの居場所を目指したい」と学生たちは考えているようです。

 

「誰かを助ける活動で、実は自分も助けられている」というコメントが印象的ですね。