音楽家になれる可能性

今日は、お盆休み前の保育園です。屋上プールには、いつも子どもたちと遊んでくれる5歳&3歳の兄妹のパパがボランティアで活躍してくれました。大型水鉄砲持参です。この気合に、子どもたちも大盛り上がりです。ファームのスイカを食べて、氷遊びもして、しっかりとプール遊びを満喫しました。

 

さて、先日お笑いコンビのネタで、小学校の担任が、「将来の夢は?何になりたい?」という子どもたちの作文を読み上げます。「僕は、宇宙飛行士になりたいです。なぜなら・・・」を読むと、「○○君が宇宙飛行士になるには、もっと勉強して、体も丈夫じゃなくちゃいけないし、それより、なれる確率は、0.0001%よりも低いので、無理です」と言って、その作文を丸めてごみ箱に捨てます。次々と、子どもたちの夢を、論理的に確率的に分析して、ダメだしするネタです。

 

「子どもの夢を何だと思っているんだ!」と怒る人もいるでしょうが、親としては、子どもの夢を冷静に判断し、的確なアドバイスをすることも必要です。

 

私は、「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」の番組が大好きで、わずか15分の番組ですが、ピアノの音色だけでなく、ピアノを弾く人たちの人生観に共感します。自分ができないので、憧れの気持ちも大きいのかもしれません。先日、おやじ仲間の旅先で、中央本線「小淵沢駅」に駅ピアノがあり、それをおもむろに20代ぐらいの男性が、弾き始めました。「これ・・・テレビのまんまだ!」と感動した次第です。

 

ここで、身もふたもない現実の話です。「将来、音楽家になりたいから音楽系の学校に行く」と子どもが言い張った時に・・・もちろん、我が子の才能や熱意によって、親の判断は違ってきますが、数字ではこうなります。

 

令和2年春の音楽家の大学の卒業生は3516人だそうで、そのうち、音楽家就職者は226人だったそうです。音大卒業者で、音楽家になれるのは6.4%・・・つまり16人に1人です。音楽の先生は、ここには含まれません。

 

どうですか・・・私の感覚では、意外に高いような気がします。これが、30歳まで追跡して、音楽の仕事で食べていける人は?になると、1%ぐらいになってしまうのかもしれません。

 

こう考えると、「音楽家になりたい」の夢は、親としては、バックアップできるかもしれません。お金の問題は別として・・・(笑)

 

もちろん、保育園の子どもたちには、どんなことでも「がんばれば、きっとなれる!」と言っています。数字的根拠は、中学生くらいからかな?