宇宙のしくみ③ 太陽

お盆は、全国で大雨となってしまいました。さいたま市も朝からシトシトと雨が降り、久しぶりに冷房をかけないで過ごしています。

 

さて、今日は「太陽」についての話です。太陽系の惑星である地球は、太陽がなければ、私たち人間や生き物たちは生きていけませんね。

 

そもそも、太陽は、約46億年前に生まれたと言われてます。その時に、太陽にならなかった、余った物質が地球などの惑星になったようです。地球から1億4960万㎞も離れているのに、どうして、その光が地球に影響するのか・・・太陽は、ずっと燃え続けています。わかり易く言えば、太陽の中心部で核融合反応が起こり続けているのです。

 

このエネルギーの量が、半端ありません。1秒間に1京トン(1兆トンの1万倍)の石油を燃やした時に得られるエネルギーに相当します。よって、正確には、太陽は燃えているのではなく、エネルギーを熱と光として外へ放出しているのです。中心音度は1500万℃になっているとのことですが、ピンときませんね。

 

地球の平均気温は約15℃です。この温度は、太陽の熱によるもので、ちょうど人類が暮らせる暑さになっています。太陽が生まれた46億年前に比べて、現在は、約30%明るくなっていて、この後も1億年に1%ずつ明るくなると言われています。

 

ある研究によると、1.5億年後に太陽が1.5%明るくなると、地球の表面温度は67℃となり、海の生物や微生物しか生きられない状態になるそうです。もちろん、この頃には、人類の文明も想像できないくらい進んでいるでしょうから、宇宙船に乗って、宇宙への移住も当たり前になっているのかもしれませんね。

 

さて、46億年も燃え続けた太陽にも、寿命があるようです。もちろん、私たちや子どもたちや孫たちの世代には影響はありません。およそ55億年後、太陽の中心部の水素は使い果たされると考えられています。水素がなくなると、中心部での核融合は終わります。

 

この時、地球はどうなるのか・・・色々な説が考えられるようですが、55億年先のことなので、夢やロマンをはるかに逸脱していますね。

 

ともあれ、「太陽」のおかげで、私たちは生きていて、日本に住んでいるおかげで、四季を感じることができるのです。