日本一過酷な山岳レース

今日登園した卒園児、小学校3年女子と1年男子の姉弟・・・いつものように、成績表を見せてもらいます。園長のセリフは、「○○頑張ったなぁ~」しかないのですが、担任でも親でもない大人から、何かしら言葉をもらえるのは、うれしいようです。いつのまにか、ホワイトきゃんばすでは、卒園児が登園する時の習慣になっています。

 

7月10日にナイトツアーを行って、雷雨の中ホタルを見たのですが、この姉と弟は、翌週に、北本自然観察公園を訪れて、再度ホタル見学をしたそうです。天気も良く、それはそれは、イルミネーションのようで、水面(みなも)に蛍の光が輝いていたそうです。来年は、そんなナイトツアーにしたいですね。

 

さて、日本一過酷な山岳レースをご存知ですか。「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」というレースです。富山湾に流れ出る早月口河口をスタートし、日本アルプスを越えて、静岡県の大浜海岸まで・・・舗装路217㌔・登山道198㌔の総距離415㌔を制限時間8日間(192時間)で駆け抜けるレースです。まさに、日本を縦断するレースです。

 

マラソンやトレイルランニングのレースと違って、コース案内も救援所もありません。コンビニなどの買い物は自由ですが、宿泊は簡易テントなどを使った野営のみです。安全対策もトラブル対応も全て自己完結が求められるレースです。

 

選手にもよりますが、3時間程度の睡眠で行動し続ける人もいるようで、ゴールする頃には、足裏の皮はふやけてボロボロになり、マメは潰れ、歩くこともままならない。ときに幻覚を見ることさえあるそうです。

 

参加者は30人の枠に100人以上が申し込みます。応募には、十分な登山経験のほかにフルマラソン3時間20分以内といった厳しい条件があるそうです。2年に1度のペースで行われ、今年で10回目になります。完走者は延べ124人、最高齢は58歳です。女性は今までに4人が完走しています。女性の優勝者もあるそうです。

 

「TJARは自分の限界を突き詰められる場です。自分のすべてをさらけ出さなければ完走できないけど、自分がこれだけできるんだという可能性もはっきりと感じられる。それこそがこのレースの最大の魅力です」と参加者は言います。

 

どうですか・・・ロマンがありますね。今年は、8月8日にスタートの予定でしたが、天候不良で中止になり、アスリートたちの無念が伝わってきます。来年こそは、その姿を見てみたいものですね。はい。挑戦する気持ちはまったくありませんが。(笑)