高校生の学習計画

屋上のプールは先週終了しましたので、今日は通常の屋上遊びです。子どもたちは、久しぶりに自転車やストライダーに乗ったり、虫アミを持って昆虫を追いかけたり、ファームに米ぬかをまいてジャガイモを植える準備をしたりと、大活躍です。

 

しかし、今日は真夏の暑さです。少しでも、気分的に涼を取ろうと、朝顔の花を摘んで「色水」にしました。ピンクに青に紫と、ビニール袋に朝顔の花と水を入れて、モミモミします。なぜか、子どもたちは、色水作りが大好きですね。

 

さて、メジャーリーグでも二刀流として大活躍する大谷翔平選手が、高校時代に作成した「目標達成シート」をご存知ですか。ビックリするくらい具体的です。

 

大きく9個のマスに、具体的な行動目標を記入していきます。ど真ん中に「ドラフト1位に8球団」を掲げ、それを達成するための大分類を8つ挙げています。

 

①体づくり②コントロール③キレ④スピード160キロ⑤変化球⑥運⑦人間性⑧メンタルの8つです。この8つの大項目に対して、具体的に8つの対応が記されています。

 

精神的な項目を取り上げてみます。「メンタル」では、一喜一憂しない・ピンチに強い・なみをつくらない・勝利への執念・仲間を思いやる心などが具体的内容です。

 

「人間性」では、愛される人間・信頼される人間・継続力・礼儀・感謝

「運」では、あいさつ・道具を大切に使う・プラス思考・本を読む・審判さんへの態度

 

大谷選手は、高校時代に「運」を味方につけることも大切なことと考えていたようです。私も含め、多くの大人たちが、高校時代にどれだけ目標設定ができていたか・・・もう、アッパレ!です。

 

実は、高校生を対象に、東進ハイスクールなどを展開するナガセが、「全国統一高校生テスト」を受験した高校生8万5312人に、「学習計画を立てるか?」を質問しました。

 

その結果、学年別に若干の数字の変動はあるものの、ざっと7割の生徒が「計画を立てる」と答えました。しかし、それが達成できたと答えた生徒は、2割にとどまります。

 

どうですか・・・私の率直な感想は、「2割も達成できたんだ。凄いなぁ~」です。

 

一方で、計画を立てないと答えた生徒は、「計画を立てたいが方法がわからない」「計画を立てた後にモチベーションを保つ自信がない」という内容が多かったそうです。

 

私の知る限り、何かを成し遂げた人が、全く無計画で成功したという話は聞いたことがありません。自分で漠然でもかまいません。目標や計画を立てることを私たち大人は、高校生に動機付けをしたいものですね。

 

ただし、計画通りにいく人生は、ほとんどないし、途中で計画変更もありという人生の大きなルールというか、必然をセットで教えないといけません。

 

「目標や計画はとても大切。でも、人生その通りにいかないことを楽しんだらいかが?計画を立てないと、そんな楽しみ方はできないよ・・・」と、私から若者へのメッセージにするとします。(笑)