俺は最強だ!

昨日の我が家の晩御飯・・・「魚を食べるぞ!」と、あの有名な鮮魚店「○○魚類」へ魚を求めに買い物に行きます。対面で「これさばいて!」と言いながら、リーズナブルな値段で購入できました。晩御飯のメニューは、金目鯛の煮付け(お店で食べたら2980円くらいかな?でも1300円)・生たこの刺身・生ガキにポン酢をかけて(1枚200円)・シジミの味噌汁に、日本酒は、埼玉が誇る「神亀酒造」の純米酒です。

 

私ではなく、かみさんの料理です。本当に美味しくいただきました。「おいしいものを腹いっぱい食べる」というのは、人生の幸せの一つですが、「うまい!うまい!」と言いながら、パラリンピック車いすテニスの国枝選手の金メダルを観戦していました。

 

2020東京パラリンピックは、いよいよ、今日でおしまいですね。印象に残った言葉は、女子自転車ロードで優勝した50歳の杉浦選手が、日本の金メダル最年長記録を作ったことに、「最年少記録は二度と作れないけど、最年長記録はまた作れますね」です。

 

そして、その3日後に、別種目も制してさっそく記録を更新するところは、「カッコイイ!」としか言いようがありません。

 

そして、もう一人、パラリンピックの象徴、絶対王者として、金メダルを期待された国枝選手の試合後に流した涙には本当に感動しました。2016年リオパラリンピックでは惨敗し、「すべてを見直す時期」とします。スイングを修正し、ラケットを変え、車いすも改良しました。

 

「負けるたびに何かを変えようと取り組んでいる。時には悪い意味で変わる時もあるが、回り道、寄り道しながら自分自身の正解を求めている」と国枝選手は言います。まさに、この言葉は、人生そのものですね。

 

国枝選手の目的は、金メダル獲得だけではありませんでした。「車いすテニスの素晴らしさ・楽しさを人々に伝えること」です。東京パラリンピックで、見事にその思いは結実したのです。コートの広さもネットの高さも同じで、2バンドまでOKのルールの中で、私たちは、車いすテニスの凄みを感じることができました。私も、神亀の純米酒を片手に、金目鯛を食べながら、素晴らしい時間を過ごすことができました。

 

そうだ・・・国枝選手のラケットには「俺は最強だ」の文字があります。試合前のロッカールームでは、3回この言葉を叫びます。そして、以前、当時の世界ランニング1位のフェデラー選手が、日本の記者に「なぜ日本から世界的な選手が出てこないのか」と聞かれた時に「何を言っているんだ君は!?日本には国枝慎吾がいるじゃないか!」と言ったのです。本当にその通りですね。