私たちのブランド

今日の屋上には、とても激しい遊びの場ができあがりました。昨日、保育園が終わって、6歳男の子がBMXの試乗会に参加しました。BMXは、バイシクルモトクロスの略ですね。オリンピック競技にもなっているので、激しいレースや障害物を利用した競技を見たことがあると思います。

 

6歳男の子が、朝一番で「園長先生!今日は屋上にBMXのコースを作って遊びたい」と熱く語り始めたのです。ということで、年長・年中男子を中心に、渡り板やファームの収穫BOXやタイヤを使っての難コースが完成しました。板の上をバランスを取りながら、自転車やストライダーに乗って走ります。自転車で暴走するだけでは、満足できなくなった大きい園児の遊びが、また一つ増えました。

 

さて、突然ですが・・・あなたのお気に入りのブランドは何ですか?

 

「高級ブランドだから」「デザインがお気に入り」「コストパフォーマンスに優れているから」「昔から使っていて単純に好き」などなど、理由も様々ですね。

 

大手アパレル会社で勤務していた大蔵牧子さんは、出産、育休の時に両親が住む鹿児島県の沖永良部島(おきのえらぶしま)を訪れるうちに、島の子育て事情を知ります。子だくさんが多いけど働く場が少ない。高等教育を受けるには、島外に出るので学費がかかり、生活費を切り詰めている実態がありました。そこで、退社して島の空き地に工房を開きます。子育て世代の母親らに、生地の裁断や縫製方法などを教え、2019年に子ども服ブランドの「ピチュピチュトウキョウ」を創設します。現在のスタッフは10人で、現地の雇用に一役買っています。

 

大きな収入ではないけど、子どもが習い事に通えるようになった家もあり、島の子どもたちの未来をつくる事業となっているようです。

 

兵庫県尼崎市にある「ナッツ」という日傘ブランドは、カラフルで派手なデザインが魅力のブランドです。代表の藤村絵理香さんは、かつて育児ノイローゼになった際、ポーチなどのファッション雑貨作りを通して立ち直った経験を持っています。

 

彼女は、「家に閉じこもりがちな人がいる」と聞けば、自宅に出向いて悩みを聴き「手伝って」とスカウトします。こうして25名のスタッフを抱えます。不登校経験者も多いそうです。「孤立は、虐待や貧困のきっかけになる。使う人も作る人もハッピーになれる傘の拠点を増やしたい」と、藤村さんは言います。

 

SDGsの推進や様々な行動が制限されたコロナ禍の中で、私たちの暮らしは、従来の価値観の変化を求められています。社会に配慮し、住みよい世に中を作る「ソーシャルグッド」の理念が、今後、私たち消費者にとって欠かせないものになっていくのでしょう。当然、ブランドを選ぶ理由も「ソーシャルグッド」の考えが求められるのです。

 

「私が好きなブランド、モノ」は、「どんなコト」にかかわっているのだろうか・・・を考える時代になっているのです。

 

まぁ~時には、何も考えないで、パッと買物したい時もありますが・・・(笑)