企業研修に学ぶ教員

クリスマス発表会のダンスの練習が、想定以上に子どもたちの出来がいいです。園児全員で踊る「GReeeeNのあいうえおんがく♬」では、寺子屋ではない小さい園児が観客席のママパパからよく見えません。そこで、今回は、フォーメーションを組んで、終盤に、チビちゃんたちが前に出てきます。これが、バッチリ決まると感動ものです。

 

さて、今日は、ある小学校の校長先生が、教務主任の頃に受けた企業研修の話です。1週間の研修のテーマはコミュニケーション力を身につける内容でした。ところが、最初は、車を売るためのテクニックを身につけるロールプレイングが繰り返し続けられます。

 

「おいおい。俺は先生だぜ。車のセールスマンじゃないよ」と最初は思ったそうですが、続けいくうちに「これはすごいことをやっているのでは・・・」と思うように。セールス業は、買い手から信頼を得なければならないことが分かってきたそうです。

 

コミュニケーション力がなければ、話も聞いてもらえません。自分から声をかけなければ、会話は始まりません。買い手のニーズや関心事、家庭環境なども知っておかなければ、適切な車の紹介ができない事を学んでいきます。校長先生が、今でも自分の在り方に影響を与えている、講師の言葉があるそうです。

 

「知識が付くと、自信が付く」「仕事はできる人のところに集まる」「商品を売るのではなく、自分を売る」「セールスは言い訳を言ったら最後」「話し上手より聞き上手」「質問力でセールスマンの力量が測られる」「あいまいな質問には、あいまいな答えしか出てこない」「これでいいと思ったら成長は止まる」

 

どうですか・・・学校の研修では得られない学びが、企業研修ではあったと校長先生は言います。学校の先生に限らず、自分の職業から飛び出して、他業種のことを学び、視野を広げることは、結果的には、自分の仕事に大きなプラスになることが多いですね。

 

私も、長く民間企業で営業の仕事をしていたので、「セールス業は、買い手(お客様)から信頼を得なければならない」という言葉は、痛いほどわかります。口先だけでは、信頼は得られませんね。

 

あなたが、営業や接客の仕事をしているのなら、時々、この原点に立ちかえってみることも必要ですね。