まじめに「日本沈没」を検証する

今日は、朝から雨模様の天気でしたが、何とか屋上遊びができました。使わなくなったホイール付きのワゴン車の古タイヤが家にあったので、これを活用し、あらたに板をつなげて、BMXコースを作りました。年長・年中男子が夢中になっていますが、興味があって、遠くから見ている年少園児や2歳児が、これから挑戦することでしょう。「冒険心」と「勇気」を引き出すために、子どもたちの背中を少し押してみることにします。

 

さて、毎週日曜日・・・ついつい見てしまうドラマが「日本沈没」です。中学生の頃に、小松左京さんの「日本沈没」をむさぼるように読んだ記憶がありますが、ドラマでは、「地球温暖化」がカギとなり、現代風にアレンジしていますね。

 

ドラマでは、不安定だったプレートに力がかかり、関東地方が海に引きづり込まれていく・・・というのが、田所博士が唱えた「関東沈没説」です。そして、首都圏の一部が海に沈み、今度は1年以内に、日本の国土全てが沈没するというのが、昨日までのストーリーですね。

 

ドラマの中で、現実に起きたら?という緊張感を味わうのもいいでしょうが、私たち日本人は、「環境を考える」ことだけでなく、「国土を失うことって、どういう意味?」「移民を原則受け入れてこなかった日本が、逆に、世界へ移民を受け入れてもらうためには、どう動けばいいのか?」を考えるきっかけになっているような気がします。

 

現実的な問題としては、地球温暖化によるゲリラ豪雨で、荒川上流の埼玉県秩父地方などで、3日間で600ミリ超の雨が降った場合、下流の東京都北区の堤防が切れ、大量の濁流が荒川区、台東区などの下町に流れ込み、最悪54万人が孤立すると言われています。

 

スーパー台風による高潮発生では、都内23区のうち17区で浸水が発生し、約395万人に影響が出るともいわれています。

 

また、ドラマでも「東京一極集中のリスク」が描かれていますが、今回のコロナ感染で考えると、感染の広がりは「人口密度」に比例することが分かったそうです。東京の累計感染者数は約38万人で、人口で約14分の1の秋田県(累計感染者数約1900人)の200倍にもなっています。

 

人口分散のためには、行政区画の見直しや、「首都移転」も考えないといけないというのは、ドラマの中だけでの話ではなさそうですね。

 

これに、「地震」「テロ」といったことまで考えると、首都を襲うリスクはとても高いですね。私たちの力で、どうのこうのできるような問題ではありませんが、「地球温暖化」や「東京一極」について、もっと真剣に考えないといけないところに、今の私たちは生きていることだけは間違いありません。