SAKE

今日は、クリスマス発表会のリハーサル2日目です。子どもたちの順応力は凄いもので、昨日と違ってスムーズに進行しました。園長が、子どもたちにマイクでインタビューをすると、堂々とコメントを返します。朝の会のインタビューが習慣となっているので、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、インタビュー慣れしています。(笑)

 

さて、今日は「SAKE」の話です。ヨコ文字で表記しましたが、日本酒のことです。

 

日本酒の出荷量が、毎年減少し、数多くあった日本の酒蔵が、どんどんなくなっています。今から10年前の2020年の出荷量は60.3万トンありましたが、2020年度では41.4万トンにまで落ち込みました。10年で30%以上減少したのです。この一年は、コロナ禍が追い打ちとなってしまいました。

 

ところが、輸出金額では、この10年で2.8倍に伸びています。2020年のコロナ禍でも、前年比3%増と堅調です。日本酒業界は、世界に通用する「SAKE」ブランドを強化するべく、業界を挙げて取り組んでいるようです。

 

神奈川県海老名市の「泉喬酒造」は、直接海外の販路拡大に取り組んでいます。英語や中国語、韓国語でホームページを作り、アジアから欧州まで10か国以上の取引があるそうです。

 

そんな「SAKE」の輸出金額は241億です。しかし、「世界のアルコール市場に占める日本酒の割合はまだ低い」と言われます。世界で飲まれるフランスワインは、輸出だけでも1兆円です。実は、2020年の国産ワインの輸出額は前年の2倍で国産ウイスキーも前年比139%です。日本酒の103%よりも大きく上回っているのです。

 

この数字からもわかるように、ワインやウイスキーは世界で飲まれるポピュラーな酒ですが、日本酒はまだまだ世界では知られていないということです。逆に伸びしろは大きいと言えますね。

 

では、どうやって日本酒を世界に広めていくのか・・・「和食」が世界遺産になったように、「日本酒」を世界遺産にするには、日本酒文化を知らしめないといけませんね。日本の伝統的な祭りや年中行事には日本酒の存在が必ずありますね。そして、「並行複発酵」という、世界でも珍しい製法をアピールできれば・・・

 

あぁ~日本のおいしい「純米酒」をもっと、世界中の人々に飲んでもらいたいですね。ここまで書くと、無性に日本酒が飲みたくなりました。今夜は、純米酒のぬる燗で乾杯することにします。(笑)