発表会の余韻

今日の連絡ノートは、ママたちからのクリスマス発表会の感想で、びっしりでした。我が子の成長を目の当たりにして、心から感動したことや、練習に始まって、あれだけの発表会をしていただいた先生たちに感謝というコメントには、読んでいる職員たちも胸が熱くなりました。ありがとうございました。

 

今日は、子どもたちも発表会について、冷静にコメントしています。3歳女の子は、最初の歌で泣いてしまったのですが、「あの時は、急に寂しくなっちゃって、ママパパって言っちゃったんだ」と。発表会が終わってパパとママの前で号泣した5歳男の子は、「ちゃんとやらないといけないとパパママに言われてたから・・・それができたんで、ホッとして急に泣いちゃったんだ」といった感じです。

 

朝の会のインタビューでは、クリスマス発表会で「頑張ったこと・楽しかったこと・うれしかったこと」などを話してもらいました。それぞれ、劇やダンスを頑張ったことを語ってくれます。子どもたちも、まだクリスマス発表会の余韻に浸っているようで、急に劇「おともだちになってね」のセリフを次々と言い出します。(笑)

 

そして、寺子屋の時間は、自分の事ではなく「友だちの良かったところは何だった?」に答えてもらいました。同じ劇をした他の園児に「○○君のキツネがカッコ良かった」だったり、年下園児の「○○のハッピージャムジャムがとても上手に踊っていた」「○○のお猿さんが本当にかわいかった」と、次々と他の園児の輝いていたシーンが浮かんだようです。

 

そんな中、6歳の女の子が、最後まで黙ったままです。いつもは、幼児とは思えないような大人が考えるような発言をする女の子です。

 

「○○ちゃん・・・どう?お友だちの中で、いいなぁ~と思う子はいなかったの?」と聞いてみると、こう答えたのです。

 

「園長先生・・・みんなすごく頑張ってたので、一人を選べないよ~」と言ったのです。予想もしなかった発言です。こんな見方ができるなんて、「非認知能力」が高すぎです。他人のいいところを見つけることができる引き出しをいっぱい持っている女の子です。

 

思わず、絶句・・・そして、感動してしまいました。すばらしい!

 

今日は、屋上遊びでも素晴らしい出来事がありました。年少3歳児の女の子と寺子屋前の2歳児の男の子が自転車に乗れるようになりました。これで、3歳児11名のうち10名が自転車クリアです。女の子は、ママが迎えにくると、自転車免許証を見せびらかすのです。いつもは、そんな表情は見せない子ですが、「ドヤ顔」になっていました。

 

2歳児男の子は、なかなか一歩勇気の殻を破ることができないでいたのですが、女の子が乗れたのを見て、火がついたのです。年末まで、熱い!屋上遊びが続きそうです。